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山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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 この夏に百田尚樹の講談社の文庫本2冊の読み応えがある「海賊と呼ばれた男」を読み終えました。このドキュメンタリーの主人公の出光佐三が1代で築いた出光アポロ石油の苦難の歴史と、社員を一切解雇しないという店主(社長)の信念を貫いた会社の経営の物語でした。

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先ず、海賊と呼ばれた男とは、戦前門司で関門海峡で石油の販売を、小船に石油を缶で積み、航路を通る船舶に販売していた行為を見て、あたかも海賊のようなやり方だと評されたのが元になっています。

敗戦後、東京の本社ビルは焼け残りますが、そこに海外へ出ていた社員が沢山帰国してきます。その時に店主(社長)は全員を受け入れ、石油販売業の本来の仕事が無かった折に、GHQ後援のラジオ修理業を興して社員の仕事を確保します。また、一方では戦後海軍の石油タンクに僅かに残っていたタンクの底の石油を人力による汲み出す仕事を請け負い、苦難の石油関連の仕事を見つけました。

その後強大な国際石油会社に対抗して、イランが英国より独立し、イランの石油を英国が輸出するのを封鎖する中を、自社のタンカー日章丸を派遣して買い付け、英国海軍の封鎖の中をマラッカ海峡を通らずに、危険性の高いインドネシアのスンダ海峡を経て、日本へ安い石油を大量に輸入したのです。

現在、昭和石油と出光興産の合併の問題が進行していますが、出光家側が合併に反対を唱えているのは、やはり国際石油に組み込まれないように、日本の民族資本を貫きたいとの思いが見られます。

この映画が封切られて5日後の12月15日に私はこの映画を見て来ました。岡田准一の主演は好ましいもので、映画の一箇所のフィクションが気になりましたが、かなり完成度の高い良い映画でした。出来れば本を読んでから、映画を鑑賞することをお勧めします。


by minoru_mogi | 2016-12-24 14:56 | 随想 | Trackback | Comments(0)

 12月の初旬になるとカエデの赤い紅葉は終わり、山のクヌギの黄色が目立ってきます。クヌギの葉は一度に落葉しないので長い間この景色は続きます。例年のように12月の初旬に静かなクヌギの森を歩いて来ました。

パラパラと落葉が続く森の中では、鳥の声もほとんど無くピイ・ピイというシジュウカラの声がやっと聞こえてきました。また、キツツキ科のコゲラがト・ト・ト・ト・トと樹を叩いている音がしてきました。

お昼の休みには高圧鉄塔の下で暖かいスープをを飲み、冷たいオニギリを2個食べました。下界の音は全く聞こえず、上を行く飛行機の音のみが聞こえて、ゆったりとその場に休んでいました。

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コースの途中に高尾山の薬王院がよく見える箇所が有りますが、そこへ行くと植林された杉の木が大きく伸びて視界をさえぎっています。止む無く山道を下り始めましたが、好ましい薬王院の写真をとる良い場所がありません。

うかい鳥山の近く迄きてしまいましたが、そこで午後の陽に映える薬王院が高尾山の上にと見える箇所へとやっと出会えました。

午後の陽射しの中に静かな森に囲まれた寺が見えています。あの人混みの薬王院がこの角度から眺めると静かなただずまいが感じざれて荘厳さを感じました。

静かな冬の好日でした。


by minoru_mogi | 2016-12-17 15:59 | 歩いた山 | Trackback | Comments(0)

 以前より昔の新橋の停車場の姿を見たいと思っていたところ、たまたま時間的に余裕があったので足を伸ばして見て来ました。私はこの場所は今でも貨物用のターミナルとして機能している場所であると思っていたのですが大違いでした。

新橋駅を出て東へ銀座通りへの方向へ5分ほど歩いて行くと、大きなビル群に囲まれた一角に小公園のような木の植え込みがある場所があり、その一角に古い二階建てのビルがありました。その建物に行ってみると、そこが1872年(明治5年)に完成した旧新橋停車場の場所でした。

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そのビルの南側には駅の往時のプラットホームが復元されており、そこには0哩標識が有りました。この建物では丁度日本の蒸気機関車の歴史の展示会をやっており、蒸気機関車の写真展というところです。ゆったりと時間をかけて各種の説明文を読み、機関車の模型に見入りました。
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さて、家への帰路は、近くに地下鉄大江戸線の汐留駅があるので、その駅を目指しましたが、地下の通路に入ると広々としており、方向感覚が無くなりやっと地下鉄の汐留
駅にたどり着きました。嬉しいことにこの地下鉄は都民でシルバーパス(70歳以上 年間20,500円)が有ると無料で乗ることが出来ます。新宿新橋間はJRで200円でありそれが只で乗れるのです。汐留から新宿へ出て、直接京王線で北野へと戻りました。

 このシルバーパスのお陰で私は家からバスに乗り都心へ良く出かけます。特に上野の国立科学博物館、国立西洋美術館、国立博物館は特定の催し以外では70歳以上は無料であり足繁く通っています。また都営地下鉄が無料であるので、大江戸線や新宿線に乗ることが多いのです。

その様な訳で、70過ぎの老人が外に出かけることは健康維持のためにも、刺激を得るためにも大きな意義があると思われます。おそらくシルバーパスの1年の20,500円を私は3倍近く利用しているでしょう。最高の利用は武蔵五日市駅よりバスで都民の森まで往復すると1,800円掛かりますが、これが無料なのです。

都民であって本当に良かったと思っています。


by minoru_mogi | 2016-12-09 20:13 | 随想 | Trackback | Comments(0)