山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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<   2016年 11月 ( 4 )   > この月の画像一覧

 関西の紅葉の名所である京都の三千院や寂光院はその季節に行き、紅葉を堪能しており、東福寺は新緑の折に行きましたが鞍馬寺や貴船神社はまだその機会がありません。

奈良では東大寺や興福寺、春日大社などは何度も見ており、かなり奥地の浄瑠璃寺や岩船寺、当麻寺も訪れています。

しかし、以前より行ってみたい所であった桜井市の談山神社へはまだ行っておりませんでした。そこで、今回の奈良旅行の折に、たまたま桜井市の大和八木駅近くのユースホステルで2泊したので、従来は3日目は卑弥呼の墓との説がある箸墓古墳に行く最初の予定を変更して、時間は掛かるが是非とも見ておきたい桜井駅からバスで山の中に入る紅葉で有名な談山神社へと向かいました。

電車で桜井駅へ行き、朝9:10発の臨時の最初のバスに乗り、山間部に分け入り、長く続く杉林を抜けて山中の神社へと着きました。バス停から神社の入口は離れており、途中は門前の土産屋が続きます。

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 神社は全体が南向きで、山門を入ると急な100段位ある石の階段が真っ直ぐに登っています。その両側には紅葉したカエデが赤々と陽光を反射して光っています。この境内は3段になっており広い敷地には各所に立派な建物があります。この神社は日光東照宮の手本になつたそうです。

ここは藤原鎌足が祭られており、この山の山腹に墓所があります。最も高い所の御本殿のある近くに、木造13重の塔があります。高さ17メートルで檜皮葺きのもので、1532年に再建された重要文化財です。神仏習合時代の名残であり神社のシンボルです。

境内の庭にはモミジが沢山植えられており、美しく紅葉のピークであり、1本あったイチョウの黄色が目だっていました。約2時間を見学に過ごして、急いで桜井駅に戻り、更に奈良へと出て、楽しく充実した3日間の旅となりました。


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by minoru_mogi | 2016-11-29 12:09 | 随想 | Trackback | Comments(0)

 この111416日にかけて、奈良旅行に1人で行ってきました。私は奈良の地は大変よく知っており、殆どの寺社仏閣はすでに歩いており見てあります。しかし、近年になって発掘された平城京の遺構を見ていないことと、初めて今迄経験のないユースホステルに泊まってみたいというのが目的でした。

 JRの奈良駅よりは、小雨のぱらつく中を朱雀門へと1時間近く歩き、やっと草原の中にこつ然と聳える朱色に輝く朱雀門に到達しました。

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                       朱雀門
雨の中とあってか観光客は私一人です。この門より内側は宮殿部分であり、その最大の建物である大極殿ははるか北のほうに1kmくらい先に見えています。その間は何もない草地の空き地でした。その敷地はほんとに広大であり、南北1km、東西2kmというところです。そして今はススキの生えた原であり、そのススキは綺麗に刈り込まれていました。宮廷部分がこれほど広いとは思いの外でした。

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              大極殿

 大宝律令が701年(和銅1年)に制定され、710年に今までの藤原宮(694700)から、たったの16年で都の地がこちらへ移ってしまったのです。そして北へ20キロメートル程のところに平城京が開かれたのです。そして平城京は74年続きました。

その朱雀門の前には路面幅70mの朱雀大路が南に3.8km続き、そこには羅城門がありました。その道幅は普通の大通りでも24メートルありました。この国際的規模の都には、礎石柱に瓦葺や、唐風建物や桧皮葺きの和風住宅があり、1520万人の人々が暮していたようです。

 翌日は朝から大極殿を見て回りました。この王宮の建物は実に立派な二層の建物であり、高い基段の上に築かれ朱色に塗られており、王座がすえられています。屋根の上には左右に大きな鴟尾(しび)が飾られており、中央には金色に輝く金属の飾り物が載せられてありました。そこには小学生の子供達が見学に来ていました。

 藤原宮が何で16年で移ったかは謎で有るのですが、その建物の瓦などは平城京朱雀門にも再利用されたそうです。

この平城京は国の文化庁の元に復元工事が進んでおり、今日も各所で発掘が続けられていました。


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by minoru_mogi | 2016-11-20 10:33 | 随想 | Trackback | Comments(0)

 先日、新聞の記事の中にユースホステルのことが書かれてあり、昔若かった折に是非とも利用してみたかったのですが、時間とお金を山登りに費やしてしまい、ついぞ今迄泊まったことは無かったのです。

たまたま、奈良で是非に見たいところが有ったので、今回奈良近郊のこのあすかロードのユースホステルに泊まることにしました。奈良市内には大きなユースホステルがあり、200名収容ですが、そこでは食事が付きません。また、大変混雑しており、先々まで予約が取れません。そこで、近郊の大和八木にあるこのホステルにしたのです。

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                 ユースホステル「あすかロード」

そこは大変こじんまりした宿で、定員15名で4室あり、4人部屋23人部屋2の配分です。この宿は朝夕の食事が付いて、会員外の私が泊まって2泊してもたったの10,900でした。

 問題はその4人部屋ですが、若い人と一緒で楽しいものと期待して行ったのですが、あにはからんや、同室者は70代前半の男2人と30代の1人の若者でした。まるで、ユースホステルでなくオールドホステルです。やどの方に後で聞いたのでは、今は定年後の一人旅の男性が多く、若い人は少ないのだそうです。外国人の同室者がいたら楽しいと考えていたのですが、これも外れて日本人ばかりでした。

夕食のテーブルには70代の男3人と同年代の女性1人と若者で札幌から来た人の5人でした。他に食事を外でした人がおり、全部で男5人女2人の合計7人が宿泊していました。

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                 宿の近くの耳成山
 最近は宿泊者が大きく減ってきていると言います。2日目の夜は宿泊者が私ひとりとなり、食堂で鮭のホイル焼きと缶ビールで静かな夜となり、日本とサウジアラビアのサッカーに見入りました。

本来の目的の観光では平城京の朱雀門や大極殿、左保路、佐紀路を歩き、古墳や古寺を見て回り、3日目には、かねてから行きたかった奈良桜井の山間の奥地の談山神社のカエデの素晴らしい紅葉の中を快晴の空の下の元に堪能して来ました。


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by minoru_mogi | 2016-11-17 12:57 | 随想 | Trackback | Comments(0)

 江戸東京博物館の「よみがえれ!シーボルトの日本博物館」と時を同じくして国立科学博物館でもシーボルトの収集した日本の植物・動物・鉱物の展示会があり、先日江戸東京博に続いて行ってきました。有りがたい事にこの博物館の常設展示場には70歳以上の人には無料なのです。大変得した気分でした。

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 先ずは彼の研究の目的であった植物の標本と、その植物を日本の絵師に描かせた詳細なスケッチ画があり、それらは必ず花の断面図や花柱、雄しべ、雌しべの位置等が細かく同じ画像に記してありました。彼は医師であると共に、新しい有用植物を見つけることも任務の内だったのです。

その植物採集をしている写真がありましたが、その採取に使う道具は今と全く同じで、金属性の長さ50cm、幅25cmの肩から掛ける「胴乱」(植物採集用のかばん)を使用していました。

日本の花々、特にあじさい(日本のみの植物)、百合の花、中でも鹿の子ユリ、鉄砲ユリ、すかしユリ、等は素晴らし絵が残っており、オランダでそれらのユリは大変な高価で取引されたそうです。

 動物はほとんど剥製にて持ち帰られており、往時の日本の技術は進んでいたものと思われます。鹿や熊、猪、狸、日本カワウソ、ムササビ、やネズミの種類までありました。

鉱石の標本では黄鉄鉱や他の鉱石が有りましたが、金鉱石や銀鉱石の標本はありませんでした。やはり彼は大学で医学の他に植物学、動物学を学んでいましたが鉱物学は学んではいなかったようです。楽しい科学博物館でした。


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by minoru_mogi | 2016-11-09 17:17 | 随想 | Trackback | Comments(0)