山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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 ここ暫く大学の図書館に行っていないこともあり、また、読んで見たい本が有るので冬の一日大学に出掛けてみました。読みたい本とは、先日島根県の安来市にある足立美術館に行き、その内容に感銘して、それを作った人の話を是非読んでみたいと思ったのです。その本は日経出版社の「庭園日本一 足立美術館をつくつた男」(2007年出版)なのです。
図書館のパソコンで検索してみましたが、残念なことに70万冊の中にはありませんでした。しかし、是非この本を読んでみたいので購入することを考えています。
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 昼前のキャンパスは歩いている学生は少なく、図書館に行くと意外に多くの学生が勉強しています。1月末の行われる期末試験に備えているのでしょう。
私は3階の割合に空いている席に行き、持ってきた向田邦子の「父の侘び状」のエッセイ集を読み始めました。すると、彼女が育った時代背景が私と同時代であり、同感することが多いのです。その文章に引き込まれてかなりの頁を読み進みました。
 気付くと1時を過ぎており、大学の学食ももう空いている時間なので、交友会館の学食へ出向き、軽い食事と食後のコーヒーをゆったりとしたラウンジで楽しみました。そこには女子学生が2~3人のグループで軽食を摂っていました。
食堂を出ると知り合いの流通論の教授に会い少し立ち話をしました。教授はこの夏にマレーシアで学生と共に元首相のマハティール氏と会っています。どうしてその機会が持てたのかその折に聞くのを忘れてしまいました。私も教授のゼミのマレーシアのペナンから来た学生を、私の家に招待して夕食を共にし、彼の学生生活やアルバイトに関する話を聞いています。そして、彼が卒業してインドネシアで働いており、成功してプールつきの住宅に住んでいると前に教授から聞いておりました。
若い人達が広く交流して、日本にも視野の広い学生が沢山育っていることを実感しました。
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by minoru_mogi | 2015-12-27 17:39 | 随想 | Trackback | Comments(0)
 今年は暖冬もあって普段の紅葉はあまり綺麗とはいえませんでした。しかし、11月末から12月初旬も暖冬であり、クヌギの黄葉はここ数年で最も美しく、しかも長い間続いています。この12月の1~3日にかけて山陰地方への旅行に行って来ましたが、その折安来市の足立美術館で見た山々のクヌギの黄色は、庭園の借景として素晴らしいものでした。
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 また、バスで中国山地を横断しましたが、それらの低い山々は活葉樹が多く、楓の仲間は殆ど無く、奥州地方のカエデ・モミジ・ナナカマド・ハゼなどの赤が中心の紅葉とは全く異なっていました。
12月の9日に久しく高尾山の南側に位置する南高尾の300m~400mの小山の連なる山道の中を歩いてきました。それは丁度クヌギの黄葉の最盛期で、山々の中は明るくなり、足元にはその落ち葉が10センチほども散り敷いており、その上を歩くとカサコソという晩秋にしか楽しめない音が続きます。桜の木の下を歩くとほんのりと桜餅の匂いがしてきました。その山道は雑木が茂り歩く人が少ないので、このままだと2~3年で歩くのが木が茂り困難となりそうです。この山道を歩いていて出会ったのは2人だけでした。
高圧鉄塔の下で昼食を摂り、ゆっくりと歩き出すと南よりの風が少しあります。すると、その高いクヌギの木から木の葉がパラパラと落ちてきて、地表に落ちると落ち葉の上で小さな音がします。足を止めてその音に耳を澄ますと、冬の和傘に落ちてくるあられの様な音で、小さいけれど実にリズミカルな美しい音が聞こえるのです。
 その道を行くと、一人の登山者が降りてきて私にこの先がどうなっているか聞いてきました。それを答えていると彼が急に私の名を云いました。すると、彼は私が25年も前に一緒に働いていた組合の同期の委員長だったのです。とても驚きでした。立ち止まって少し会話をしてすぐ別々の方向に分かれました。
 今回は今まで歩いたことの無いコースで下山してみましたが、その道を下り集落に出ると、道の端に無人の野菜売り場がありました。そこには安い大根と4個入りの柚子が100円であり、柚子を貰ってきました。バス停に出ましたが高尾方面に行くバスは無く、1時間以上歩いて館団地のバスの始発場所まで行きやっとバスで高尾駅まで戻りました。
思いがけない体験をした日となりました。
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by minoru_mogi | 2015-12-18 10:51 | 随想 | Trackback | Comments(0)
 今まで行きたいと思いつつ訪ねたことが無かった山陰旅行に12月1~3日にかけて行ってきました。JTBの旅行ですが、岡山まで行き、バスで倉敷の大原美術館と島根県安来市の足立美術館訪問と、それに加えて玉造・出雲・津和野・萩・厳島と盛り沢山の観光地巡りであったので、毎夕ホテルの着くのが遅く夜の7時でした。ところで、今回の旅行でどこが良かったかと聞かれれば、第1に安来市の足立美術館であったと自信を持って言えます。
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そこには2日目の朝8:45に1番早くバスで着きました。開館は9:00ですが直ぐに中へ入れてくれました。まだ会場前なので庭園には植木職の人達が、松の手入れや庭の清掃をしており、9時には仕事が終わり庭全体が眺められます。
その庭は建物の中の大きなガラス窓から見ることになりますが、庭の苔の上に落ち葉一つ落ちていません。その松の手入れは完璧であり、さつきも実に見事に丸く刈り込んであります。特に素晴らしいのはその借景の美しさにあります。今年は暖冬なので遠くの山はクヌギが茶色に染まっており、庭の木々の黄葉とのバランスが実に美しいのです。朝一番であり、人も少なくゆったりと窓よりの庭園を眺めることができました。
室内の絵画を見て回りますと、やはり日本画が中心であり、とりわけ横山大観の画が多く見られます。また、竹内栖鳳や福田平八郎等のそうそうたる日本画の大家の大きな絵がゆったりと展示してあります。
1時間以上ゆっくりとこれらの絵を見て周り、新館では現在の画家達の展示もありました。帰る段になった時、中国人の団体客が入ってきて、途端に騒がしくなりました。
 この美術館と庭園を創った足立全康氏(1899~1990年没)の経歴を知りたくなりました。彼のことを書いた「庭園日本一 足立美術館を作った男」(2007年刊)を見つけてこれを読むことを楽しみにしています。
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by minoru_mogi | 2015-12-11 09:21 | 随想 | Trackback | Comments(0)
 最近の弱った足に合わせて、高尾山(599m)の奥にある城山へと、登山道ではなく林道を通って登ってきました。私は昔は高尾山を歩いており、殆ど総てのルートを歩いています。しかし、昨今は高尾山は行楽地であり、山ではなくなって全く行くことはありません。城山へは普通は高尾山から行きますが、今回は初めて林道を行ってみようと考えてみました。
小仏行きのバスを日影にて下車して、高尾山を北から登る道と別れて右の林道に入ります。杉林の中の林道は砂利道であり、傾斜はゆるく割合と幅の広い道を、全く人のいない道をのんびりと歩いてゆきます。10:30よりバス停から歩き出しましたが、風の強い寒い日で立ち止まると寒さを強く感じます。そんな訳で止まらずにずっと歩き続けます。また、林道なので道の脇には休むところも全くありませんでした。
1時間程歩き続けた所で、今度は道がコンクリートで舗装されて少し狭い道になり、傾斜がきつくなってきました。その道中は日の当るところは全くなくて、少し汗ばんで来ましたがもう少し行った日の当る所で休もうと思うのですが、ずっと期待外れです。
かなり登った所に車止めのゲートに鍵がかかっています。ここからは登山道になるかと思っていたところ、その舗装の道はずっと続いたのです。
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                       城山山頂付近
1時間40分休み無く歩いてきたところ、急に木々が切られた視界の広がった所に出てきました。そこからは城山の山頂近くにある電波塔が良く見えます。そこからは直ぐに山頂近くに来ました。
時刻は丁度昼を少し過ぎた時間であったので、南面の風の当らない斜面に腰を下ろして昼食休憩としました。テルモスの熱い湯でカップスープを作り、冷たいおにぎりを食べました。山の東の方向には新宿の高層ビル群がはっきりと見えています。空は快晴で雲ひとつありません。
30分もしない内に体が冷えて来たので腰を上げました。すると、思わぬ所から登山者が3人出て来ました。それは地図上に点線で示しているルートの出口だったのです。今までその山道の入口と出口が分らず、山の中には何も表示がありません。今回はこの山道の入口を見つけたことは大成功です。次回は必ずこの山道を歩いてみようと考えています。
小仏峠に出て小仏バス停に下ると、10分くらいで高尾へのバスが丁度ありました。高尾駅前のコーヒーショップで美味しいコーヒーを頂き、ゆったりとした気分で3時半には家に戻れました。
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by minoru_mogi | 2015-12-05 15:04 | 歩いた山 | Trackback | Comments(0)