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山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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<   2010年 03月 ( 4 )   > この月の画像一覧

車窓の風景 No279

 最近東京近郊のJRもまた私鉄においても車両が新しくなり、雑音も少なくまた車両内表示も付き座席も良くなつています。
中央線もこの3月で旧い車両がなくなり、全部新しいものになり、京王線もほとんど新車両になりました。ところがです、実はその窓が大きく広くなったのは有難いのですが、全部紫外線除けのためにスモークガラスになってしまいました。
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皆さんも同じでしょうが、私も車窓より外を見ているのが大好きなのです。その様な訳で今は無くなってしまいましたが、国立駅の早咲きの桜や、国分寺に国鉄研究所にある赤みのある桜、高架になったものの小金井近くの園芸農家の畑やケヤキの大木の芽吹きの美しさなどの大好きな景色が実につまらない色になってしまつたのです。
スモークガラスを通して見る花の色は全く鮮やかさを失い、薄墨色となってしまいました。特に、日差しの弱い冬の日などは、そのスモークガラス故に景色が陰鬱に見えて仕方ありません。その車窓に映る景色を見ていると、人も同じように陰鬱に沈んだ気分になってきます。
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 この暗い気分を吹き払おうと、土・日などを利用して郊外に出かけて、緑の中を歩いていると本当に自然の美しさが癒しとなります。
都営の自然公園や、中央線・青梅線・八高線・秩父線などを利用して個人でもグループでも1日のハイキングに出掛けることを楽しんでおります。
明日は久し振りの晴れとなりそうでグループハイキングを楽しんでくる予定です。
by minoru_mogi | 2010-03-26 20:56 | 随想 | Trackback | Comments(0)

向井潤吉絵画展 No278

 日本の民家、とりわけわら屋根の古い民家を描いてきた画家の展覧会が、日本橋の高島屋の美術ホールであり、是非に見たいものと出かけてみました。同氏は若い時に渡欧してその折のヨーロッパの家並みなども描いている絵画が多いが、国内の戻り炭坑夫の群像や浜の漁師たちの大作も見られる。
しかし、戦後昭和25年頃より、日本の古い民家を各地に訪ねた小品が多くなってゆく。昭和40年代には多くの茅葺き民家を描いた大作が多く見られる。
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日本各地の消えてゆく茅葺きの家の映像を残そうと、残照のように思える民家を描き続けてきた。
その絵の中で特に惹かれるのは、遠くに山を映した山麓の風景であり、その建物で静かに生活している人たちのつつしまやかな姿を彷彿させ、昭和の時代の終わりを象徴しているようである。
それらの萱葺き家屋は屋根の上に煙抜きが付いており、囲炉裏があつて上階は蚕室となつて居るのが常であつた。大きな屋根の深いひさしの中には、明り取りの障子がある。正面の土間の広がりが大きく開いている風景は忘れられないものである。
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最近、この様な民家は特別保存地区を除いては目にする事は出来なくなってきた。飛騨の白川郷や、京都の美山町がその例であろう。
今からでも遅くないと思えるので、奥多摩の兜作りの民家をスケッチしようとも思うが、さてなかな難しそうでもある。
by minoru_mogi | 2010-03-18 22:17 | 随想 | Trackback | Comments(0)
 春の野草と云えばフキノトウやノビル、タラノ芽などが一般的であるが、ニリンソウ、アケビの新芽、ギボシなどあるが、まだ食べた事がない。
我家の庭にもヤブカンゾウが増えて、黄緑の葉の色が柔らかな芽を出してきた。そこで野菜の天ぷらの折に若芽の7・8センチの芽を数10個採って揚げて食べみた。それはその名の「甘草」とうり甘くてくせが全く無い。
このくせが無いことを考えると他の食べ方があるのではないかと考えてみる事にした。
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 庭の芽を沢山とり、味噌汁に入れてみようかと思ったが、たまたまトン汁が有ったので、それに刻んで具として入れてみた。すると黄緑の葉が色が変わらず楽しい汁ができた。
その葉は全くくせがない故に、入っているかどうか判らないようである。
 野草であるからにはやはり多少苦いか匂いが変わっているか自己主張の有るほうが食べるには適している様である。
カンゾウの最適な料理法は何か。まだ色々と試してみようと考えている。
by minoru_mogi | 2010-03-13 21:40 | 山の花 | Trackback | Comments(0)

静嘉堂文庫美術館 No276

 2月末の暖かな日和を見てこの美術館を訪ねてみました。
場所は二子多摩川駅より3キロくらい歩いて、静かな丘陵にかかる所に有りました。正面の門から入ると奥まつた建物の車寄まで100mくらい上がつて行きます。
この静嘉堂は三菱家の第二代社長の岩崎弥之助(1851~1908)と、第四代社長の小弥太(1878~1945)の父子二代に依って設立され、昭和15年(1940)に財団法人となり、平成21年(2009)に公益法人化された国宝・重要文化財83点を含む、東洋古美術を中心に収蔵しています。
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この広い庭園は普段一般に公開されており、邸内は20m近い松の木や椚、樫等で昔からの植生をそのままに残しています。そこにはやぶ椿などが咲いており、造られた庭園はそのほんの一部にしかすぎません。
野鳥が沢山おりその観察をしている人にも出会いました。
 この度の展示会は曜変天目の茶碗と、その他の中国、朝鮮の陶磁器や日本の茶の湯の道具が出品されていました。日本に3点しかない曜変天目茶碗は普通のお茶碗の様でしたが、その光は千変万化してみえました。弥之助氏は20歳代より美術工芸品の国外流失を憂えて収集を始めたとビデオの話で知りました。
園内の南面の丘には梅が沢山植えられており、丁度その赤や白の梅が美しく咲き誇っている美しい景色をなしていました。
帰路は南に丘を下り岡本民家園に立ち寄り、古民家のただずまいの梅の下で暫く休み、水辺の鯉を眺めてバスに乗り戻りました。
by minoru_mogi | 2010-03-05 21:12 | 随想 | Trackback | Comments(0)