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山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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開港150周年の横浜へ No237

 5月の中旬、横浜開港博が始まったので、他の用事で出かけた折に時間が余るのでそれらを見られればと考えて出掛けてみました。
 1853年にペリー艦隊が浦賀に来航し、翌54年に日米和親条約が成り、6年後に日米修好条約が締結されて、寒村であった横浜の地が外国人に解放され、その地での商業活動が許されるようになりました。しかし、幕府が許可した外国人が自由に行ける範囲は、10里以内と定められており、八王子の町はその北の限界に位置していました。その後絹が貿易の取引中心になり、甲州・信州・上州などからの絹の多くは八王子から横浜へ運ばれることになったのです。
 そして、150年後の今の横浜は大都市となり、みなとみらい21地区には次々と高層ビルや大施設が建設されて今や最先端の都市景観をなしています。横浜での用事が済み開港150周年祭の行事を見てみようと、桜木町駅に降り立ちました。
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そこからは三菱ランドマークタワーが聳え、近くには日本丸のマストが見えており、バスターミナルにはレトロな市営バスの「赤いくつバス」が、港地区のポイントを100円で回れるよう案内しています。先ずはレンガ倉庫地区へ行ってみようとそのバスに乗ると、このバスはぐるりと埋立地に出来た横浜マリノスのサッカー場や、インターコンチネンタルホテルなどの前を通りレンガ館に着きました。

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多分この辺りで開国博のイベントが有るかと想定していましたが、販売施設と飲食店のみで以前と変わっていません。それならば大桟橋で停泊している豪華客船でも見ようかと目を向けると、かなりの大型船が1隻着岸していますが、それほど珍しい船とも見えないので止めにしました。
 そこで、レンガ館の更に海沿いにある海上保安庁の敷地へ行くと、そこに一度みたいと考えていた北朝鮮の工作船の特別展示会場があり、2001年に九州西方の海上で乗組員も全員自爆して沈んだ船を引き揚げて陸上に展示してあるのです。工作船として特別に作られた数々の設備(エンジン4機、2連装対空機関銃、格納された小船、ロケット砲)などを目にして
本当に驚きました。この展示を見られることを是非お薦めします。
残念なことに開国博の関連会場は分散しており、余程時間を有していないととても見ることは出来ないことが分り、後日出直してゆっくりと回る事にしました。
by minoru_mogi | 2009-05-31 16:22 | 随想 | Trackback | Comments(0)
 グループ旅行で伊豆下田市を訪れた折に、米国ハリス提督が上陸し日米和親条約を結んだ了仙寺を見学に出かけました。正直のところあまり期待をしていた場所ではなかったのですが、寺に着いてみると入り口前には白と紫の美しい潅木が花を満開にし、その名のとおりに香に満ち満ちています。
境内に足を進めるとその境内もこの花であふれているのです。実は私はこの花を見たのは初めてであり、花の名は「アメリカジャスミン」というのだそうです。そしてこの寺は今ではジャスミンの寺として有名なのであると聞きました。
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私が知っているジャスミンとはつる性の植物で白い小さな花を咲かせ、夜になるとその馥郁たる匂いを振りまく植物です。しかし、この寺のジャスミンは2メートルくらいまで育つ枝の分枝が細かい沈丁花の様な姿をしています。しかし花の美しさは見とれてしまうくらいです。
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 訪れた日が丁度黒船祭りの2日目の日曜日とあって、下田港を観光船で巡ると沖合いに満艦飾の旗を付けた海上自衛隊の艦船が2隻錨を下ろしてお祭りに協賛していました。
11時頃からパレードが始まり、先頭にはお吉さんと思える芸者姿の女性が歩み、その後ろから海上自衛隊の軍楽隊、横須賀の米海軍軍楽隊、次は幕末の服装をした武士やお役人から天秤棒で魚の桶を前後に提げた商人、往時の制服を着たキャプテンやアメリカ海軍水兵達、アメリカの高校生の一群、などが200メートルも続き、しんがりは朱色の服装をした沖縄のエイサーを踊る15人ほどのグループが賑やかに蛇皮線、太鼓、指笛の音頭で体を大きく揺らし踊りながら進みます。どうして沖縄のエイサーかとふと考えましたが、ペリーが下田に来る前に沖縄に立ち寄って琉球王朝とも交歓しているので、多分姉妹都市なのだろうと思いました。しかし、後日これを調べてみると下田の姉妹都市は群馬の沼田市と山口県の萩市で、海外はロードアイランド州の州都のニューポートとあり、推測は外れでした。
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 更にこのアメリカジャスミンなる花を検索してみると正確な植物名では見つかりません。その花の形状や花色から調べてゆくとナス科の植物の「においばんまつり」という花であることが判明しました。そして原産地はブラジル南部とあります。一体どうして了仙寺にはこの花が植えられたのでしょうか。更に疑問が膨れるばかりです。
by minoru_mogi | 2009-05-23 22:39 | 樹木とその花 | Trackback | Comments(0)
5月連休明けの3日間程、法事を終えた後の爽やかな気分で山中湖と蓼科高原を家内と末娘と共に、のんびりとした旅行に出かけました。たまたま二人とも富士山の五合目からの景色を見たことがないとのことで、車でスバルラインを上がってゆくと四合目あたりで雪に輝く南アルプスの稜線がくっきりと見えてきました。
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                   右から荒川岳・赤石岳・聖岳
北の方には甲斐駒・北岳・間ノ岳・農鳥岳・塩見岳・荒川岳・赤石岳・聖岳と連なります。見晴らしの良い所に車を停めて暫くの間ゆっくりとその眺望を楽しみました。私自身もこの様な美しい山々の姿を見るのは4度ほど来ておりますが初めての体験です。一方、富士山の山頂は流れるガスで時折見えなくなり、展望台から下界を眺めても富士五湖は一つとして見えないのです。
 次に蓼科高原へと行き、東急リゾートの犬も同宿できるコティジに宿をとりました。翌日、冬場はスキーゲレンデとなる草原を3人でパターゴルフを楽しんでいると、所々に黒い動物の糞が見られます。兎か鹿のものではないかと話し、終わってホテルへ戻ってくるとその正面の車寄せの所に2頭の親子のカモシカが歩いています。先を子供が歩き親は後から周りを見回しながら付いてゆきます。娘が写真を撮ろうとデジカメを構えて近づいてゆくと直ぐに林の中に入って行ってしまい、姿はまだ見えても警戒されてしまいました。
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たまたま連休も明けて人影や車が少なく静かなことと、まだ草が十分に伸びてきていないので、この様な1200m付近まで山から降りてきたものと考えられます。
私が何度も出遭ったカモシカは北沢峠・八ケ岳鉱泉付近・蓼科山の大河原峠などで2000m以上の山中ばかりです。今回は思わぬ低い標高の場所まで下ってきたものです。
でも、ちょっと心配なのは、まさか誰かが餌付けしているのではないかとの事なのです。多分それはないと信じていますが、最近は人慣れした鹿やカモシカに出遭う事が多いのも事実なのです。
by minoru_mogi | 2009-05-18 14:17 | 動物・昆虫・その他 | Trackback | Comments(0)
 新緑の進む4月末、中央線の上野原駅で下車して、今まであまり知られていない、最近においてルートや設備が整備された低山の能岳と八重山のコースを友人と一諸に歩いてきました。バスの便が悪く9:25発の新井行きで15分くらい乗り、そこから登山口の向風(むかぜ)まで20分歩きます。
登山口からは暫く檜の林が続きますが、間伐がされていないために暗い道で下草も少なくシダが目立ちます。40分ほど歩くと今度はクヌギやナラの明るい林となり間もなく能岳山頂に着きました。しかしそこは木々に囲まれて視界はあまり無く、チョット期待はずれでした。
この山頂付近の尾根の分水嶺には石の標識が埋め込まれており、それには東相模原カントリーと読め、そこから東に下がったところにはゴルフ場が広がっています。でも、後日地図を見ると上野原カントリーとありました。さてこの違いは一体何なのでしょう。
 山頂より南に少し下りだすと山ツツジのだいだい色が新緑の中に美しく見えてきました。そしてまた昇り返したところが八重山であり、山頂の周りの大きな木々は切られており、まだ3mくらいの桜の木が沢山植えられており東屋とテーブルがありました。
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                 中央 権現山(1311m)

晴れた風の無い空の中、大変素晴らしい眺めで270度周りに新緑の山々が見られます。丹沢山塊や富士山、その前衛の山々、三つ峠・扇山・権現山・雨降山が連なります。
そこで、倒木に腰掛けて昼食を急いで摂り、まだ時間も早いので久しぶりにスケッチブックを取り出し、山の稜線を描き少し着色を始めました。
この八重山はこの山を上野原市に寄付した〇〇八重子さんに因んで命名されたと石の碑に記されておりました。さらに下りまた登ったところに出来たばかりの立派な展望台まであります。しかし残念なことはそこにはトイレは有りませんでした。
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                    八重山山頂 東屋が見えます
  そこからは上野原中学校まで山道を下りますが、その道の周りには色々な種類の桜の幼樹が植え込まれており、市の八重山のパンフレットにもある通りに今後5年も経過すれば桜の名所になることは十分に想像できました。
山道から車道に出る所に八重山登山口の10台くらいの駐車場と清潔なトイレがあり、大変気持ち良く立ち寄りました。上野原市が力を入れて整備していることが良く判りました。
バスは時間予定が計画では不明でしたが、ラッキーにも大堀バス停で20分程待ち、駅行きのバスが来て、駅での電車にも予定電車よりひと電車早い時間に乗ることができました。
この山は登山と言うよりハイキングの方が似合いますが、秋の紅葉や初冬のクヌギ林また新緑の時期は年配者には最適なコースであると実感し、この秋は再度歩いてみたいものと考えました。
by minoru_mogi | 2009-05-06 22:18 | 歩いた山 | Trackback | Comments(0)