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山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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<   2009年 04月 ( 5 )   > この月の画像一覧

 親しい友人のグループで武相荘(ぶあいそう)を訪ねる会があり、快晴の下をいそいそと、週末の土曜日に集合場所の小田急線鶴川駅に降り立ちました。数年前に白洲次郎伝を読んではいましたが、その時はこの旧宅については特に興味を惹かれることはありませんでした。
しかし最近、NHKの2月よりの白洲次郎のドラマが2回に亘り放映されたことで、この旧邸が注目を集め、ツアー観光バスまでが来ていると言う事です。この旧邸は2001年から公開を始めたそうですが、以前はあまり訪ねる人々は多くはなかったと当日案内をしてくれた友人が話していました。
駅よりは歩いて20分くらいの所で丘陵にかかる所にその時代を感じさせる茅ぶきの屋敷は有りました。今でこそ周囲は現代的な民家に囲まれていますが、白洲氏が移住した昭和18年(1943)頃は、全くの辺鄙な農村部であったろうと言う事は十分に推測出来ます。
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なだらかな坂を上がり門から屋敷へと入ると、わら屋根の立派な古民家風の家があり、周りは大きな樹木で囲まれています。土間より入ると藤の洋椅子などがありますが、縁側の付いた和室にはいろりがしつられてあり、柱や棟は黒光りしています。生活は和式であったものと思われます。氏の書斎は北西の角部屋であり、その窓からは北側に高くなる石垣が見られます。
また、和机の足元は掘りごたつの様に低くなっており、多分冬にはコタツ火鉢でも使用していた様子です。そこに隣接する書籍部屋の書棚には、実に膨大な書籍が詰まっており、彼が大変な読書家であったことが判ります。
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                      茅葺き屋根の武相荘
家の外に出てみると家の前には竹林が茂り、筍が砲弾のような頭をのぞかせており、西側と北側はかなり広いクヌギの林となっていて、訪れた日には今は珍しい野草として知られるキンラン(金蘭)がたいへんな密度で咲いて、私も始めて見る光景でした。
外の農機具置き場を改装したと思える展示室や記念品のショップをゆっくりと見て、ゴールデンウイークの入り口の1日を久し振りの友人達との交歓を楽しんだ1日となりました。
by minoru_mogi | 2009-04-29 22:16 | 随想 | Trackback | Comments(0)

カラタチの花 No232

 誰でも知っている北原白秋の詩の歌もあるカラタチの花は4月に咲く花です。
中国中部原産で古い時代に日本に伝来したみかん科であり、唐橘(カラタチバナ)の略されたものと言われるそうです。我々が子どもの頃は畑の生垣に植えられており、鉄条網の柵などは無くこの木が普通に生垣に利用されていました。そのとげは3~4センチもある大きな鋭いもので、絶対にその畑へは立ち入りは出来なかったものです。秋にはゴルフボール大の実が数個成り、それを採ろうとすると、とげで痛い目にあった事が何度かありましたが、実は酸っぱくて種だらけでした。
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最近この様な生垣にはめったにお目に掛かる事がないと思っていたところ、散歩の途中で珍しくこの木に出会うことが出来ました。確か十数年前は生垣の一部が残っていた様ですが、今は只1本だけ残るのみです。
久し振りに見る花はこんなに大きかったかと驚く程でしたが、花数は少ないものでした。
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しかし、この木にはアゲハチョウが葉に卵を産みつけ、その幼虫が5センチ程に大きくなり、それを木の枝でつつくと頭部より橙色の角状のものを出して嫌な匂いがするので、決して手では触らないようにしていました。
 我家の庭にはダイダイの木があり、毎年秋には80個くらいの実をつけます。その実は我家ではお風呂に浮かせてその匂いを楽しみます。毎年この新芽にはアゲハチョウや黒アゲハが来て産卵します。そこで新芽は無残に食い荒らされてしまいますが殺虫剤の散布はせずに自然のままに任せておきます。見た目には惨めな木になりますが年に何回か蛹が孵り、蝶が飛び立つ姿を見ているのは楽しいものです。
このダイダイの新芽の先には、今白い花芽が付いており、5月の中旬には一斉に花を咲かせてその香は実に素晴らしいものです。特に夜の香は馥郁として部屋の中まで匂ってきます。
その頃よりアゲハの幼虫の黒い小さな点が増え、今年もこの虫たちのためにダイダイの根元に良い葉が出るように、今肥料やりをしているところです。
by minoru_mogi | 2009-04-24 15:08 | 樹木とその花 | Trackback | Comments(0)

センボンヤリ No231

 前回の話にある弁天山を歩いていた時に、大型のレンズつきカメラを構え、三脚を調整しながら野草を撮っている植物写真家に出会った。その狙っている野草の花を私は知らなかったのでその名を聞こうと彼の後ろでじつとシャッターを押すのを待っていた。
ところが暫く待ってもシャッターをなかなか押さないのである。待っていた私はしびれをきらして「この花は何ですか」と聞くと、「センボンヤリです」と丁寧に教えてくれた。そして、この花は春と秋に花を咲かせて、秋の花は春のものと全く違い、その実が付くとその穂先が伸びて20センチほどの槍状の茎柱がいくつも出て、その形状からついた名前ですと教えてくれた。
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 私がこの花を見た印象では、その花と葉の形状は花の色が白である点が違うのであるが、まるでガーベラを10分の1に縮尺した姿に思えた。
帰宅後直ぐにこのセンボンヤリについて調べてみると、漢字の「千本槍」であり、その槍の姿は参勤交代などの折に先頭の槍持ちがタンポン状のカバーを付けた槍の姿に似ているところから付けられた名称であることが判った。
この秋にはその姿を見に再度同所を訪ねてその姿の確認をしたいものと考えているところである。
by minoru_mogi | 2009-04-17 11:01 | 山の花 | Trackback | Comments(0)
 4月初旬でも好天続きの夏日を思わすような一日、あきる野市の城山(330m)と弁天山公園(292m)という山にミツバツツジの花を見に行ってみました。
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実は、昨年秋にハイキングの下調べで行った時にミツバツツジの大きな株が沢山有るのを見ていたので、大いに期待していたのです。前のその時は山道の表示を見落として道に迷い、小山の中を一周して元の登り口に戻ってしまうというハプニングもありました。
 そこで今回はそのルートを逆に歩いてみることにしたのです。八王子北口よりのバスで武蔵五日市行きに乗ると、同年輩のリュックを背負いカメラの三脚を携帯している10数人のグループと一緒になりました。それらの方々は今熊山登山口で下車しましたのでこの山の有名なミツバツツジを撮りに向かったものと思われます。
留原(ととはら)で下車して先ずは城山登山口を探しながら進みます。畑で仕事をしていた年配の男性に聞いてやっとその入り口が分りました。林の中を少し歩いてゆくと白い柴犬が尾を振りながらまとわりついてきました。体をなでてやると一緒に先を進みながらついてきますので、あまり付いてくると困るなと思う間もなく何時の間にか戻っていったとみえ消え去りました。
杉林の中を行くと、間伐材を利用した階段があり180段くらいかなりきつい登りがあり、それが終った所が山頂でした。残念なことに視界は木々の枝を通して奥多摩の尾根筋が見えるだけでしたが、名前が示す如く1550年頃には北条氏照の滝山城の出城であったと記されてあります。
一度山道を少し下って行くと、また緩やかな登りとなり、岩が出てくると弁天山の頂上となりました。周りにはミツバツツジが満開で、その上に山桜が咲いています。ここからは眼下に秋川駅の周辺のイオン・ショッピングモールのベージュの大きなビルが目立ちます。
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山頂で昼食として10人ほどの他のグループから離れた岩に腰掛けていると、独りで登ってきた方が、今年の花付きはあまり良くないと言います。確かに花付きの悪い株も目立ちます。
食後岩場を下る途中の多くの株ではかなり良く花がついています。更に下り集落に出る手前の朱色の鳥居の周りには素晴らしい花がありました。
山はまだ新緑に向かっての芽出しの季節であり「萌黄色」に包まれていました。
by minoru_mogi | 2009-04-10 22:23 | 歩いた山 | Trackback | Comments(2)
 最近のファッション動向を調べる必要があり出掛けてみました。都内では桜が満開期なので日比谷から銀座を歩きました。
丁度昼時とあり、日比谷公園を歩いてみると芝生には芝桜が盛りで綺麗な色を広げています。ベンチではゆっくりと本を読む人やお弁当を食べている人の姿が見られます。この広場から日比谷の交差点方面を見ると、昨年オープンした香港の有名なホテルのペニンシュラホテルのベージュの建物が目に付き、左のお堀端には第一生命のマッカーサーが使用していた時とは違う、新しい高層の建物が目に入り、高い建物が増えたことにより帝国ホテルも以前ほどには目立たなくなりました。
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           中央 第一生命ビル 右 ペニンシュラホテル
満開の桜の下を歩いていると、オーケストラの音が聞こえてきたので、そちらへ足を向けてみると、公園の中央近くの小音楽堂で東京消防庁の音楽隊が演奏していました。だいたいこの様な時の演奏ではマーチなどが多いのですが、今回はそうではなくパソドブレやキューバンホリデイ・白衣の婦人等の心楽しい音楽が中心で暫く沢山の人々と一緒に聞いてみました。
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 そこからは銀座4丁目の交差点まで歩いてみましたが、幾つかの新しいデザインビルが増えており、それらビルのショップを見てみましたが、高級ブランドばかりが出店しており、入り口にはドアマンが立っている店も多く、チョット覗くには不向きなショップが増えました。以前、ヨーロッパの専門店を見たときと同様でしたが、流石に日本ではタキシード姿のドアマンにはお目にかかることはありませんでした。
次に原宿に行き同様にファッション街を見て回りましたが、こちらは銀座の倍くらいの人出で、ある外国ブランドの店では客も購入者も多く、不景気などとはとても感じられない店があるのも事実です。
やはり時折この様な所を見て刺激を受けることも大切なことと思いました。
by minoru_mogi | 2009-04-05 16:28 | 随想 | Trackback | Comments(0)