山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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<   2008年 04月 ( 5 )   > この月の画像一覧

 家の周りの花が沢山咲いている道を歩いていると2匹の黒いクマンバチが羽音高く飛び回っている。おそらく近くに巣があるのであろう。
以前カタクリの花にこの体の大きいクマンバチが(図鑑ではクマバチ)蜜を吸いに来て花にとまったところを見たが、花がその体の重さで大きく垂れ下がってしまった。
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このブログの151話にも書いてあるが、この蜂はミツバチの一種で全く人には危害を与えない。しかし、この大きさ(体長24ミリ)と飛ぶ時のブーンという大きな羽音で何となく怖いと感じてしまう。
 数日前に庭の今年は花付の良い筑紫シャクナゲの大型の花に蜜を吸いに来ているのを見つけた。花から花へと花柱の奥にある蜜を吸い回っているが、この蜂が蜜を吸えるのはかなりに大きな花でないと体が邪魔して花の中に吻を入れられないことが判った。その様な訳でカタクリやシャクナゲが蜜集めの対象の花になっているのである。
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                       筑紫シャクナゲ
多分、大方の人はこの蜂が近くに来ると、この羽音を聞き大きな丸々とした体を見ると怖くて手で払うのではないだろうか。しかし、この蜂は人を刺すことはないので安心して静かに観察してほしいものである。
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by minoru_mogi | 2008-04-28 11:44 | 動物・昆虫・その他 | Trackback | Comments(0)

秩父琴平丘陵 No184

 4月16日に友人と出掛けた軽い山歩きの琴平丘陵は最高地点400mとあり、のんびりと歩く積もりであったが、以外にも思いもかけない岩の多い山道であった。
西武秩父駅の一つ手前の横瀬駅で降り立つと、羊山公園の芝桜庭園の観光シーズンに入ったとみえ駅前には案内所があり、入場券の発売もしている。確か2年前にこの花の頃の公園に立ち寄った時は無料ではあったが、公園入り口で芝桜の維持管理の寄付金を絵葉書の購入でお願いしており、それに応えた記憶がある。
今回は公園には回らずにモモ・ウメ・サクラ・レンギョウなどが一度に咲いている山村の道を進んでゆくと山野草を色々と育てている庭が目についた。庭先に居たその家の夫人に声を掛けて見せてもらうと種々の貴重な山野草が色々な環境に作られている。咲き終わったカタクリの下には昨年の種が発芽したばかりの、ネギの種をまいて発芽した時の様な細い1年目の葉が4cmくらいになっている。小さな1枚葉は2年目であり、3年目の葉も良く判る。花が出るまでの2枚葉になるには8年もかかるという。
そこで思いがけない貴重な花チチブイワザクラに出会った。私の庭にはサクラソウ属の花がクリンソウ・カッコウソウ・サクラソウ・コイワザクラなど揃っているが、その中で一番小ぶりの種がコイワザクラである。 (右は我家のコイワザクラです)
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この花の生息地は極めて少なく、関東では箱根・丹沢・妙義・八ケ岳・秩父(武甲山)であり、その武甲山の石灰石の岩肌に生えるチチブイワザクラは天然記念物であり、その花が鉢で育成されていたのである。その株の葉の形状は我家のイワザクラとは異なっていた。
山地に入るとクヌギが丁度芽吹きの季節であり、それらの木の下にはヒトリシズカが群れて咲いている。
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尾根を進み杉林を抜けると薄紫のミツバツツジが盛りであり、長者屋敷跡あたりからはこれがそこかしこに咲いている。山つつじはまだ咲き出してはいないがその蕾は紅くびっしりと付いていた。今年は昨夏の高温でつつじ属の花付は非常に良好である。
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その花の中を進むと1丈仏くらいの露座の大仏がミツバツツジの花の中に静かに座していた。
崖に立つ岩井堂を見て護国観音への道は鉄はしごの登り下りもある岩の尾根であり、修験者の武甲山へと登る山道であった。秩父27番札所大渕寺に出ると、白装束の巡礼の団体がマイクロバスで参詣に見えていた。
そこよりは程なく影森駅へと出て、お花茶屋駅で西武秩父より各駅停車で帰途に着いた。
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by minoru_mogi | 2008-04-19 22:45 | 歩いた山 | Trackback | Comments(0)
 先週、塩尻より松本まで松本平の山辺の道を歩く催しがあり、北アルプスの眺めを期待して朝早い特急に乗り出掛けた。勝沼を過ぎると桃の花が丁度満開であり、石和駅では観光客と桃の花マラソンに参加する人々がドッと降り、お蔭でそこからはゆっくりと座って南アルプスと八ヶ岳の美しい雪の残る姿を楽しみながら行った。
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          下に広がる松本平 その向こうには北アルプスの峰々
 塩尻駅よりは数キロ余りマイクロバスで山辺の道に移動してそこからスタートである。
参加者は30人ほどであり知り合いの方も多く気分も爽快である。天気予報では快晴の予想であったが、残念なことにアルプスの峰の上には雲が多く、山々は連なっては見えず雲の切れ目に雪の残る常念岳や鹿島槍が垣間見えている。
歩いてゆく道の周りには麦が青々と茂りレンギョウや菜の花が黄色に周りを明るくし、梅の花も咲いている春爛漫ではあるが、桜はまだぼちぼち咲きだしたというところである。
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                   馬場家住宅の長屋門 
昼食は重要文化財に指定されている大庄屋の屋敷である馬場家住宅の前の草原で弁当を広げた。松本の市街地までは16キロくらいであったが、桜の名所の弘法山古墳の桜はまだ蕾で山は赤く見えていた。
ススキ川の堤防沿いに沿って駅へと向かい、松本駅始発のスーパーあずさで帰路へと着いた。
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by minoru_mogi | 2008-04-17 22:03 | 随想 | Trackback | Comments(0)
 国分寺駅の近くに在る20万7000平方メートル、東京ドームの5倍もあるという日立中央研究所の森と庭園が、4月13日(日)市民に1日10:00より14:30(入場許可時間)の時間にて開放された。小雨の中ではあったがこの開放を新聞で知り、早速出掛けてたところかなりの人々が訪れており、中高年のグループも何組も見られた。
正門からか入るとすぐに周りは深い森となりその樹陰の中を行く。欅・赤松・白樫・椚・等の大樹が多く、根元の径が80センチくらいあり高さも20メートル以上である。木々はそれぞれ自然に分散しており、赤松でも枯れた木は全く見られない。
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 起伏のある庭園部分には広い芝庭と大きく広がる池があり、その周囲は800mと記されている。池に沿って遊歩道が延び、湧水が各所に見られ野川の源流となっているのである。
この研究所は昭和17年(1942)に創設され、当時の小平浪平社長の意向を受けて「良い立木は切らず、よけて建てよ」の命で敷地内の樹木を極力守って庭園が造られた。
今回の開放は10年前から始まったとあり、私が国分寺に住んでいた折にはまだなかった。
池を巡る庭園には桜も多く、今は八重桜と枝垂桜が美しく映え,池には2羽の白鳥が浮いている。
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                枝垂桜の奥には池が広がっている
 以前、赤坂御所内の天皇ご招待の園遊会を催す庭園を訪れたことがあるが、この日立庭園はそれと比肩出来るものであり、私の目にはそれを超えたものに思えた。
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by minoru_mogi | 2008-04-13 22:07 | 随想 | Trackback | Comments(0)

遅い山の雪 No181

 今年の春は季節が順調に進み桜の花も例年より早く満開となった。しかし3月末の雨は低温であったので山では雪となった。4月1日に近くの公園に行ったところ、桜は満開でカタクリの花も盛りである。カタクリの花は染井吉野の桜と咲く時期が毎年必ず同じに咲く。
小さな流れの脇の移植されたミズバショウが白い苞の花を咲かせていたが、花は小さく山の中のそれとは全く違うものであった。
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                     雪に光る丹沢山塊
畑地に出ると丹沢山塊が雪で光って見えている。この季節でこれ程白い年はめったにお目に掛かれない。たまたま数日後に長野県の上田市の郊外に出掛けたが、その近くからは山全体が真っ白な浅間山と美ヶ原の山並みがまだ白い稜線を見せていた。
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 犬の散歩の折に秋に川の脇に植えておいたスイセンを見に行ったところ、桜の木の下に連なって咲いている。散歩中の年配の夫妻がそれを眺めながら「どうしてこんな所に咲いているのだろう」という顔をしながら通り過ぎて行った。
花ゲリラも楽しいものである。
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by minoru_mogi | 2008-04-08 11:16 | 随想 | Trackback | Comments(0)