山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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<   2006年 06月 ( 4 )   > この月の画像一覧

日本においては岡山県豊岡市でのコウノトリの自然状態での放鳥試験が、市民の協力で着々と進んでいるニュースが昨今の新聞記事でも時折目に入る。
佐渡のトキのケースも同様に進行中である。
 
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今回のトルコ旅行ではこのコウノトリが町の屋根に営巣しているのを見ることが出来た。
また、湖ではフラミンゴも見ることが出来ると聞いたが、残念ながら姿を見る機会がなかった。
バスにてアナトリア地方を巡っていた時に、塩湖の近くの湿地に30羽近くのコウノトリの群れているところにも出会った。
この写真はエフェソス近くの考古物博物館の庭から、近くの小さなモスクのドームの上に止まっていたものを撮ったものである。日本でも早くこの様な風景が戻ることを期待してゆきたい。
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by minoru_mogi | 2006-06-26 23:18 | 動物・昆虫・その他 | Trackback | Comments(0)
この6月初旬から中旬にかけてトルコの地中海沿岸からアナトリア地方を見てきました。もちろん遺跡も沢山見ましたが植物にも注目して観察してきました。沿岸地方は緑と広葉樹が多く、中部高原のアナトリア地方は小麦畑が麦秋で黄色く、夏の乾燥期に入り草も黄色になり、オリーブの樹と小さな松が有るくらいです。
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その乾燥地帯で見かけた野アザミが大変大きく、花も美しいものでした、食用のアーキチョークも畑にあり、大きな花が1つ70センチくらいの幹に付いていましたが、この野アザミは背の高いものは1.2m位あり、花も沢山付いています。
日本のアザミではフジアザミの花がが一番大きいものですが、これは花が綺麗ではなく丈も60センチくらいです。もっとも、スコットランドのアザミはバイキングの進入を防いだとあるくらいで、人の身丈もあるそうですが見たことはありません。高さが判り易いように人が一緒に写してありますが、了解ください。
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他にも真っ赤なヒナゲシが高さ20~30センチくらいで遺跡の中まで咲いていました。
この朱色の花は景色に溶け込んで実に印象的でした。
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by minoru_mogi | 2006-06-19 11:29 | 樹木とその花 | Trackback | Comments(0)
中央本線の列車に乗っていて一番良く目に入り登高心をそそられる山は、何と言っても甲斐駒ケ岳と八ヶ岳の赤岳であろう。あまり山を歩く機会の無かった50代の後半の8月末、何時ものように1人で北沢峠へと向かった。その先年、仙丈岳から眺めた甲斐駒は岩が白く光っていた。
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                (地蔵岳からの甲斐駒ケ岳)
 峠でバスを降りて仙水小屋へ行くと、中高年のグループが沢山来ていた。
その夜の暗くなる直前の7時頃になり、皆が食事も終えて談笑していると、70歳にも近いと思われる単独行の女性が甲斐駒より下山してきたのには皆驚いた。雨にでも遭えば事故ものであるが平然としているのには更にビックリした。小屋の人が言うには「最近はこの様な山の常識破りの登山者がよくいて困る」と話していた。
 翌朝は夜半の雷鳴も収まり空もかなり広がり星が見える。朝4時の朝食で4時半には出発した頃は、足元が見えないほど暗く、ヘッドライトを着けて大岩を伝いながら仙水峠へと出た。
出発の時、宿の人が「この中の3分の1が1時の北沢峠のバスに乗れ、次の3分の1が3時の
最終バスに間に合い、残りの3分の1がもう1泊だな」と言う。
 私自身も今回は全く足には自信がない。明るくなってきた峠より500mのきつい直登となった。登るにつれてアサヨ岳の美しいハイマツ帯が見え、その先には観音岳が望まれる。途中の小休止を利用してスケッチで山の稜線を描き込む。きつい登りではあるが手で掴む岩の傍にはヒメシャジンが美しい紫の釣鐘を幾つもつけている。
やっとの思いで駒津峰に出ると、雲が多くて視界が悪く眼前の甲斐駒の姿が見え隠れしている。今回の目的は甲斐駒のスケッチとばかり、30分ほど雄大な摩利支天も入れパノラマで描く。
 まだ9時前であったが、私の横を60代近い女性の2人連れが山頂へと登って行く。それを見て私も山頂をチャレンジすることにして急いでスケッチブックをザックに収めた。
そして右へと進むまき道のコースではなく直登コースの岩を登り始めた。暫くするとチムニーにさしかかった。これはえらい道に入ってしまったなと半分後悔しつつ登るが、山頂に近いはずだがガスの中に入ってしまい山頂は全く見えない。お腹も減ったので昼食を食べ始めた。
食べていると何となく人声と思えるボソボソした声のような音が耳に入ってきた。これは山頂直下なのかと、食事を中止して登りだすと30mも登らないうちに山頂に着いてしまった。山頂では風で雲が流れると周りが見えてきた。実に素晴らしい景観が拡がっているではないか。
 時間を見ると9時30分であった。バスの最終時間に間に合うようにと早速下山にかかった。
駒津峰を過ぎた所で足を乗せた岩が動き右ひざを痛めてしまつた。仙水峠への急な下りで右足を踏ん張ることが出来なくなり、歩速が極度に遅くなった。バンテリンの鎮痛剤を塗りこみ痛みを隠しながら歯を喰いしばって歩くが、効目は20分ともたず何回となく塗りかえす。
何とかして仙水小屋へと着き冷水を飲み顔を洗いやっと少しホッとした。しかし残った時間は僅かである。痛みをこらえて最後の登りに右足を引きずりながら歩く。
バスの出発3分前にやっと2番グループに間に合い3時のバスに間に合い乗ることが出来た。
そこで直ぐに思ったことは、何人かの友人と一緒ならばどんなにか心強かったろうかと、単独行の苦しみを振り返った。
(今回は海外旅行に出掛けており改版が遅れました)
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by minoru_mogi | 2006-06-18 20:17 | 随想 | Trackback | Comments(0)
 この花に最初に出会ったのは、ある年の8月に北岳を目指して身延駅よりバスを延々と乗り、奈良田に着いた時である。荒れた小石だらけの早川の河原に何か美しい色の花が目に入ってきた。河原に降りてみるとナデシコの仲間である。
しかし、この時は直ぐに台風の直撃となり、温泉のある白根荘で雨の2日を過ごし、3日目の朝、山は諦めて来たコースを戻らざるを得なかった。台風の大雨で川幅一杯に増水した河原では、もうこの花は陰も形もなかった。
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 次にお目にかかったのは白馬で猿倉から白馬鑓温泉の小屋へ(2350m)登ってゆく途中、小屋に間もなく着くと言うところの、岩崩れの小石の中の他の植物の全く生えていない場所に咲くこの花は、周りの残雪の白に映えて特に目立っていた。
更に後には鳳凰山でも、鳳凰小屋の下で多く見ることができた。
 これらは皆8月に見たものであるが、我が家でこの2年草を栽培してみると、5月末より6月の初めに開花してしまう。今年は、たまたま昨年の種が散り6株ほどを4.5号深鉢にて育成していたが、山の愛好家が我が家に来た折に、欲しいとのことで3人の方にお分けした。
我が家の庭の高山植物を見ながら、この花には何処の山で見たとかの会話を楽しみに、ご夫妻達とのお茶飲み話もなかなか楽しい時間である。
ナデシコの仲間では、白馬と至仏山でみたクモイナデシコが一番素晴らしいと思うとともに、この至仏山での出会いが花を見たさに山登りを続けるきっかけになったのは事実である。
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by minoru_mogi | 2006-06-04 14:01 | 栽培山野草 | Trackback | Comments(2)