山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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<   2005年 10月 ( 7 )   > この月の画像一覧

先年の10月頃、富士山の五合目のお中道を数人で奥庭(2300m)から大沢崩れのお助け小屋跡まで歩いた。地元の人が同行してくれたので、途中で色々な茸を採取しながら目的地に向かった。
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その道中の山道の周りには、ヒメシャジンや溶岩に張り付いて咲くダイモンジソウ(大文字草)が沢山見られる。大沢崩れは想像を超える大崩落地で、その端まで降りてみたが、とてもそこを越えて進む勇気は無かった。d0059661_22185721.jpg

採れた茸の中にアンズ茸という、あんずの実が熟したときのオレンジ色で目立つものがあり、その時は何種類もの茸を持ち帰り、酢の物として美味しくいただいた。
今年の秋は雨が多く、茸は沢山出るであろうと、山を歩く折に目をこらしていたが、私の知っている食用茸はほとんど採れなかった。まして、この目立つアンズ茸など全く目に触れない。
アンズ茸とは学名ではなく、地元の人が呼ぶ俗称かなと思い、色々と調べてみると、確かにこの名前で検索対象にある。その説明の中に、これは富士山に多いと書かれているではないか。これで納得がいった。ところが、先日三省堂できのこ図鑑をよんでみると、この茸はアンズの匂いがすると書いてある。加えて、フランスでは更に大きくなり、料理に使用しアンズの匂いは日本のものより強いとあった。すると、アンズ茸の名前は匂いからきたものと思われる。
私のこのホームページの中に茸の話がいくつかあるが、これらの見分け方は実に難しく、きのこ通には何時になってもなれそうにはない。
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by minoru_mogi | 2005-10-27 22:20 | 動物・昆虫・その他 | Trackback | Comments(0)
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昨年の4月、赤坂のサントリー美術館でエミール・ガレのガラス工芸品とパリ万国博覧会のポスター、アールヌーボーの家具の展覧会を見ていた。
先日、インターネットでお気に入りの山歩きのサイトを見ていると、茸の画像が沢山出てきた。
ふと、その中にエミール・ガレの茸のランプを彷彿とさせるものが有るではないか。この写真を写した人が、もし、その連想が出来たら、この画像のアングルをもっと考えたに違いない。苔の中に3本伸びているこの茸は、色も形も、その傘を開いたものと、少し開き始めのものと、さらに、まだ生え出したばかりのものと、ガレの造形そのものである。
それにしても、ガレの作品は植物にしても、昆虫にしても実に良く観察していることが良く判る。
多分、森の中を歩くのが好きであったではと思われる。


d0059661_12115567.jpg展示会ではこのランプには電球が入って光っており、そのオレンジ色は森の妖精か、森の小人に似合いそうな、おとぎ話の世界である。
(上の写真は調べてみましたがひとよ茸ではなさそうです。ご承知おきください)
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by minoru_mogi | 2005-10-22 12:12 | 随想 | Trackback | Comments(0)
今年10月前半の雨天続きの中、今回の白馬旅行はたまたま快晴の好天に当った。
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白馬ハイランドホテルの3階の部屋から、朝6時過ぎに白馬三山を見ると、少し雲が有るとはいえ、山々はモルゲンロートに染まっているではないか。夏のスイスのマッターホルンの赤さに比べると、日本の湿気のある空気のせいか、やわらかな薄バラ色と表現したら近い色出しである。白馬の白い花崗岩がこのように映るとは初めて見る光景であった。
 朝8時半のゴンドラリフトの運転開始と同時に乗り、クワッドリフト2基を乗り継いで八方山荘へ降り立つ頃には、雲は全く無くなり、360度が見えわたる。南の方向を見ると、遠方に南アルプス、その左に富士山の頭がチョコッとのぞき、八ヶ岳連峰が波打ち、さらに東南には浅間山の噴煙が棚引いている。白馬三山は正面にパノラマで広がり、近くには五竜岳・鹿島槍ヶ岳の岩の切れ込みの深い山肌で、その双耳峰が聳えている。


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八方池まで三山の稜線を見ながら登り池の近くで休憩とした。そこで、ハタと気づいたのだが、ザックに入れてきたスケッチブックをデイパックに変えた際に入れ忘れて来たことである。
残雪の夏の三山は数年前に描いてあるが、秋のそれは描かれていない。この透明な景色は最適なチャンスであっただけに悔いが残った。
時間の予定もあり、そこから下り始めたが、今度は東側の山々を見ると、飯縄・戸隠・高妻・妙高・火打・焼山・雨飾山と峰峯が連なって見渡せた。今まで秋だけでも3度足を運んだが、霧や雪で見えなかったものが、一度に全部見えた。
快哉の一語に尽きる今回の八方尾根であった。
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by minoru_mogi | 2005-10-19 15:22 | 歩いた山 | Trackback | Comments(2)
白馬岳の中腹、標高1870m付近にある栂池自然園には、一昨年6月に一度出掛けたが、途中の交通混雑で行けなくなってしまった残念な思いがあった。そこで、今回は紅葉の盛りを推測して友人と二人で出掛けた。
山も久しぶりの晴れで、岳樺が黄色になり、ナナカマドはもう赤い実が目立って、葉は落葉始めていたが、何度目かで初めて見る晴れた日の白馬の紅葉であった。d0059661_236418.jpg
ずっと以前の夏に、白馬大池から乗鞍岳の大岩を跳び渡りながら、天狗平を経て、この栂池ヒュッテの玄関先のベンチで最初の小憩をしたのを思い出した。風格のある山小屋だなあとの思いで眺めたが、それが現在は記念館として残されており、ノスタルジーを感じた。

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その時は、そこから落倉の集落のバス停へと向かったが、登山者には誰にも会わなかった。
そして落倉発電所の近くにある大学の山荘に立ち寄ってみた。夏の山荘には誰も居らず、閉じられている。この山荘は赤い屋根と作りがヒュッテのそれと少し似ていたのを憶えている。 数年前この山荘が廃止されたのを耳にした。今の学生は殆んど使用してくれないと聞いて残念に感じたものである。大学の卒業後も、友人と2人で、また、会社の同僚7・8人で、2月の学生の試験期を利用してスキーと山小屋の自炊生活を何度も楽しんだものであった。

  ♪♪  薪割り 飯炊き 小屋掃除
         みんなで みんなで やったっけ
      雪解け水が冷たくて
         苦労したことあったっけ
      今では遠く みんな去り
         友をしのんで 仰ぐ空 

  皆でランプの下で歌ったこのメロディーが耳の中で聞こえてくる気がした。
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by minoru_mogi | 2005-10-14 23:09 | 随想 | Trackback | Comments(2)
昨10月9日(日)に東京の虎ノ門パストラルで、アイメイト・デーがあった。
アイメイトとは盲導犬のことを、このアイメイト協会ではその様に呼んでいる。
以前、このホームページの初めの頃に「ポートランドのバラまつり」の話の中で、英語の一般単語の盲導犬のことを(Guide Gog)を、シーイング・アイ・ドッグ社では(Seeing Eye Dog)
と呼ぶのと同じである。
日本での盲導犬育成の最初の協会でその半数以上を育てたところであり、今まで793頭を、現在も35頭を訓練中と報告された。その、年一度の総会であり、一般の人を含めて250人くらいの中に、遠くは新潟市・五泉市・日立市・沼津市などから39人が犬と共に参加していた。
 その3時間の大会中、犬たちは全く静かに主人の脇や、机の下に伏せって待っており、机の下でも覗かないと、犬がこの会場に居るなどとは全く分からない状態である。左の写真の左下の椅子の下に、黒のラブラドールがハーネスを着けているのが、目が二つ光っているのに気づいたでしょうか。
 この日は小雨だったこともあり、または、よそ行きのためもあるのか、大半の犬がウエアを着ていた。そのウエアはアイメイト協会の協力ボランティアの方たちが、犬のサイズに合わせて、生地を選び、デザインして作ったものであるという。
これらは皆大変しゃれたデザインと色柄であり、参加された若い女性が一緒にあるくのにふさわしいものであった。ここにその写真のいくつかをお見せします。d0059661_1694521.jpg
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今年はテレビでのクイールの放映があったせいか、昨年以上に支援者が多く参加されていると感じた。それにしても、犬たちはその3時間、お互いに1メートルくらいの近くに居るのに、全く「ウン」とも「スン」とも声を出さず、只々主人指示を待っている姿には感銘した。
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by minoru_mogi | 2005-10-10 16:15 | 随想 | Trackback | Comments(0)
先日の川乗山の山歩きの折に、アケビの実を見つけたので、下りの途中でも採れるかと期待したが全く見つからなかった。しかし、我が家の玄関口の棚にはアケビとムベがあり、アケビは紫色の美しい実がなり、ヒヨドリ・メジロ・またスズメが甘い中のゼリー状の種の周りを食べに訪れている。最後のまだ口が割れていない二つの実を鋏で切り取って室内で数日鑑賞してから料理して食べることにした。
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何時、どこの山小屋であったかは思い出せないが、小屋の親父さんが「アケビの白い身の部分とキノコをバター炒めにすると大変美味しいよ」と言ったのを覚えていた。一度その様にして食べたが苦味が殊の外強かった。
今回は前回の反省も入れて、さらに最近見たテレビの料理番組を見てエリンギとトマトにホタテをいれた炒め物をヒントとして、シイタケ・アケビ・ホタテとした。前回の強い苦さを考えてアケビは水にさらしてあく抜きをしてから炒めた。出来上がった料理はビールのつまみとして味わったが、その苦さは丁度良い程であり、口の中にほろ苦さが広がる。
料理をしてみて、この美しい皮の部分も活かす料理法はないものかと思った。
たまたまこの話をしたところ、味噌と炒める食べ方と、てんぷらにして食べたという方の話もきいた。どの様は食べ方が有るのか教えて頂きたいものである。
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by minoru_mogi | 2005-10-08 22:03 | 樹木とその花 | Trackback | Comments(0)
久しぶりの快晴の10月1日、友人と二人で川乗山へ向かった。この山は若い頃より何度も登り、今回は4度目である。最初は大学生のころ一人で5月の良い気候の中、2回目は独身の時代、2月末の降雪の翌日快晴で雪は30センチくらいの晴れの日、3回目は5年前くらいに、友人達10名くらいのグループで3月末、そして、今回である。
8時に川乗橋よりのんびりと歩き、途中で昼食をして、山頂には13:35に着いた。頂上には20名くらいの人が居り、まだ平野に下りていかない赤トンボが沢山飛んでいた。
1時に下山に掛かるが、山頂付近に繁茂していたクマザサが全く枯れて無くなっていたのには驚いた。多分、数年前に花が咲いて枯れたと思われる。まだ夏の終わりというところで、沢水は豊かであったが、紅葉は山頂付近でも始まっていない。
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丁度、花は少ない時期でトリカブトとセキヤノアキチョウジ(左)くらいであった。この花は割合に見かける機会が少ない花である。
 長い下りの途中で、20年以上前から山の非常食用として、何時もザックに入れていたチョコレート・ナッツのパンケーキd0059661_12472936.jpg
の缶詰を開けてみることにした。何年も経ているので大丈夫か確信は無かったが、缶のふたを見ると昭和55年(1980)輸入とある。カナダ製のネッスルの缶入りのパンケーキである。
開けてみるとラム酒の匂いが先ずしてきた。ケーキのチョコレート臭はあまりしないが、ナッツの歯ごたえも変わっていない。食べてみるとしっとりして美味であり、変質は感じなかった。
25年前のケーキであった。
 鳩ノ巣駅には16:15着。この山は毎回感じるが下りが長いのが難である。今回の登山で足が遅くなったことと、途中で足の筋肉痛にバンテリンを塗りながらであり、膝もかなり痛んだ。
「この山は今回で打ち止めにしたいね」と二人で話した。
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by minoru_mogi | 2005-10-02 12:49 | 歩いた山 | Comments(3)