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山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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2012年 07月 18日 ( 1 )

 私が小学生の頃には、町の中にはプールは何処にもありませんでした。そこで、泳ぎは必ず近くの川に出掛けることになりました。
小学校5年の時、親戚の家が足利市にあり、夏休みに泊りで遊びに行きました。その家には2歳年上の従兄がいて一緒に渡良瀬川へと泳ぎに行きました。私は平泳ぎが出来る様になっていましたが、その泳ぎは遅く長くは泳げなかったのです。
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その川はかなりの流れがあり、流れの川幅も15メートルくらいありました。その水流は川の中程で強くなります。その川を泳いで一人で渡ろうと水流のゆるい上流から泳ぎ出しました。中程まで行ったところ、水流が強くなり、向こう岸よりも逆に段々離れて行きます。慌てて急いで泳ぎますが流される方が強く、体も水流に押されて水面に平行であったものが、後ろ足が水流に押されて体が段々立ってしまいました。そこで慌てていると一度ガバッと水を飲んでしまいました。すると次々に水を飲み、体が水中に沈んで水面が光って見えています。多分その辺りは1.5メートルから1.8メートルくらいの深さであつたものと思われます。
すると、水面に泳いで来た人が見えます。急いで手を伸ばしてその人の足を掴みました。幸いであつた事にはその人が大人であったことです。もし、子供であったらば2人共に沈んでしまった事でしょう。
 川から助け上げられて、川岸で水を吐かされている時に気が付きました。そして直に近くの医院へと担ぎこまれました。その時の記憶は飛び飛びで多分途中は気を失っていたのでしょう。
私は一度死にかけたことになったのです。この事は親戚の叔父や叔母が私の家族には私に口止めして、以来ずっと話しませんでした。
 或る時、私が営業部長のときに大変苦境に立たされました。それは部下の売上金搾取を見つけて、2名を懲戒解雇として、その係長も15日間の出勤停止処分となり、私は始末書を書く破目になりました。そして、その後他の部門の部長となりました。
その部長に就任する折に、時の専務より特命を受けて、或る課長の動静に注意するように頼まれました。そして1年後にその課長の不正を摘発することになったのです。ところが、その時には私に特命を出した専務はガンで亡くなってしまっていたのです。私はここで必然的に始末書を又出さなければならない立場です。2年以内に2度の始末書では左遷は避けられません。二晩ずつと考え続けました。
すると、その時に或ることを思い出したのです。そうです、私は一度死に掛けたのです。それを思えば左遷などたいした事ではありません。ここで決断がつきました。結果は幸いなことに左遷も受けずに、その後の会社での経歴も順調に定年を迎えることが出来ました。
by minoru_mogi | 2012-07-18 13:45 | 随想 | Trackback | Comments(0)