山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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白洲次郎氏旧邸 武相荘 No233

 親しい友人のグループで武相荘(ぶあいそう)を訪ねる会があり、快晴の下をいそいそと、週末の土曜日に集合場所の小田急線鶴川駅に降り立ちました。数年前に白洲次郎伝を読んではいましたが、その時はこの旧宅については特に興味を惹かれることはありませんでした。
しかし最近、NHKの2月よりの白洲次郎のドラマが2回に亘り放映されたことで、この旧邸が注目を集め、ツアー観光バスまでが来ていると言う事です。この旧邸は2001年から公開を始めたそうですが、以前はあまり訪ねる人々は多くはなかったと当日案内をしてくれた友人が話していました。
駅よりは歩いて20分くらいの所で丘陵にかかる所にその時代を感じさせる茅ぶきの屋敷は有りました。今でこそ周囲は現代的な民家に囲まれていますが、白洲氏が移住した昭和18年(1943)頃は、全くの辺鄙な農村部であったろうと言う事は十分に推測出来ます。
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なだらかな坂を上がり門から屋敷へと入ると、わら屋根の立派な古民家風の家があり、周りは大きな樹木で囲まれています。土間より入ると藤の洋椅子などがありますが、縁側の付いた和室にはいろりがしつられてあり、柱や棟は黒光りしています。生活は和式であったものと思われます。氏の書斎は北西の角部屋であり、その窓からは北側に高くなる石垣が見られます。
また、和机の足元は掘りごたつの様に低くなっており、多分冬にはコタツ火鉢でも使用していた様子です。そこに隣接する書籍部屋の書棚には、実に膨大な書籍が詰まっており、彼が大変な読書家であったことが判ります。
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                      茅葺き屋根の武相荘
家の外に出てみると家の前には竹林が茂り、筍が砲弾のような頭をのぞかせており、西側と北側はかなり広いクヌギの林となっていて、訪れた日には今は珍しい野草として知られるキンラン(金蘭)がたいへんな密度で咲いて、私も始めて見る光景でした。
外の農機具置き場を改装したと思える展示室や記念品のショップをゆっくりと見て、ゴールデンウイークの入り口の1日を久し振りの友人達との交歓を楽しんだ1日となりました。
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by minoru_mogi | 2009-04-29 22:16 | 随想 | Trackback | Comments(0)