山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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オキナグサ(翁草) No227

 この花との出会いはまだ私が横浜に住み、幼稚園児の昭和18年(1943)に父親の会社の行事での高尾山への家族ハイキングでした。戦時中のことでケーブルカーは動いておらず、歩いて山頂まで登った記憶が鮮明にあります。
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その山頂に近づくと登山道の周りに沢山のオキナグサがあり、丁度花の時期で葉には銀色の毛が光り花はうつむき加減でその中の色は鼻血が乾いた時と同じ色であり、おどろおどろしく気味悪い感じを強く覚えたものでした。
父と私が山頂に近づくと、会社の人たちがもう降りてきており、もう少しで山頂の茶屋でオシルコが食べられるよと励ましてくれたのですが、やっと山頂に着いた時にはそれは売り切れており、大変ガッカリしたものでした。
 私が今住んでいる八王子の丘陵地には、畑の端に今も良くこのオキナグサが沢山咲いて保護してある場所があります。地元の人に聞いた話では、昭和30年代までは当たり前に道端に咲いていたものであったと言います。
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昨年秋に春に種を播いて長野県で増殖した小さな株を10株近く手に入れて、それらを3鉢に植えて肥育したところ、やっとその中の数株に花が付きました。このところの暖かさで思わぬ早く花が咲きましたが、畑のそれと比べるとはるかに小さなものです。それでも子供の頃のあの印象が思い出される花であることは同じです。
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by minoru_mogi | 2009-03-20 21:17 | 栽培山野草 | Trackback | Comments(0)