山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

日帰りスケッチ旅行 No212

 11月の初旬、快晴の日を見定めて南アルプスと八ケ岳のスケッチを目的に、中央線韮崎駅に各停電車で降り立つた。この6月に瑞牆山へ行った折に乗ったバスが、北杜市の旧明野村の明野温泉太陽館前に停車するのを知っていたので、この山々の眺めの良い場所でゆっくりと南アルプスの稜線を描くのが狙いである。駅前発で瑞牆山荘まで行く小型バスに乗ると、私の他にもう1人の若者が乗っているだけであり、その人も私より前に下車してしまつた。山へ行くには好都合のバスだが一体やっていけるのかと気になつた。
d0059661_21315677.jpg
                                   ハイジの里から近い茅ヶ岳
標高が1000mに近いこの太陽館に降りると山側にはハイジの里という広大な自然を活かしたレジャー施設が有るが平日なのか駐車の車は少ない。ここからは西には南アルプスの山並みが鳳凰三山に連なり甲斐駒ケ岳が美しい山体を見せている。北には八ケ岳の峰々が聳える。東には今が紅葉中の茅ヶ岳と金ヶ岳が直ぐ近くである。天候は風の無い快晴であるが、少し霞がかかり山襞が判然としない。丁度昼近くであったのでスケッチを始める前におにぎりを食べる。雄大な風景を前に気宇壮大な気分である。
スケッチブックを広げて先ずは南アルプスを描くことにした。以前春4月のこの山々を茅ヶ岳の山頂からかいた画は雪の山肌が美しい大変良いものが描けている。しかし、今回は少し期待していた新雪を山頂部に乗せた山姿ではなく、しかも山襞が判然としないものになり彩色もしたが力強さに欠けるものになってしまつた。
d0059661_21323244.jpg

そこで、今度は八ケ岳の写生として山を見るとその正面に一塊の雲がずっと張り付いて離れないのである。暫くそのまま鉛筆も動かさずに観ていると、消える雲もあるが、また新しく発生してくるものもあり、やっと少し小さくなってきたので鉛筆を走らせ始めた。
d0059661_2133182.jpg
稜線と山肌の陰影を写して、山裾の落葉松の色が黄色味を帯びた色をどの様に混色するかと考えた。時間を見ると2時少し前である。次のバスは3時半過ぎであり、それにすれば温泉に入っても行ける。しかし温泉はそれほど私には魅力ではないので、雲の取れない山の彩色を諦めて道具を片付け早いバスに乗る事にした。
バスで下って行く途中にまた八ケ岳が良く見える地点に来たので振り返ってみると、先ほどまであれ程動かなかった雲が全く無くなっていた。そこで後日家で彩色した折には雲は入れないで完成させることとした。
[PR]
トラックバックURL : https://onkuru.exblog.jp/tb/8936149
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by 調  博子 at 2008-11-18 10:46 x
茂木さんは、タフ!ですねー。土曜日に19000歩余り歩いて、その日は大して体に応える疲れは感じませんでしたが、翌日~翌々実にはアチコチがきしみましたよ。。トホホ・・でも良い里山歩きで子供の頃の懐かしい藁葺きの家が立派に今も大事に保存され日常の中で凛とした姿を見せている事がに感動しました。
by minoru_mogi | 2008-11-17 21:34 | 随想 | Trackback | Comments(1)