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山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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京都修学院離宮と関西セミナーハウス No188

 5月の中旬、2泊3日で京都界隈での会に出掛けましたが、その折に宇治の平等院と洛北の修学院離宮を訪れる機会がありました。修学院の見学は宮内省への申し込みにより、事前に入園許可証を得てのことです。この離宮の見学は大変興味を引かれるものが有り、京都に来る機会を有効に活かしたかったからです。実際、今回の旅行のハイライトでした。
指定時間厳守の案内に余裕をもって総門前に行きましたが、そこにはこの門が修学院である表示は何一つ無いのにはビックリしました。あたかも個人の大邸宅の門の如き風情です。
参観者待合室には30名くらいの方が集まっており、1日5回の案内ですから毎日150名くらいが見学できる様子です。
 時間定刻に宮内庁職員の案内人が先頭と最後尾に一人づつ付き、前を歩く案内人のマイクの説明で庭園部へと出発しました。周りは手入れのゆき届いた木々が多く楓と松が目立ち、足元は玉砂利が敷かれています。その途中では松の木の下の杉苔の中に生えてきた雑草を、二人の絣を着た女性が取っており、松並木では10数人の植木職人が松の木の手入れをしていました。
京都修学院離宮と関西セミナーハウス No188_d0059661_1541553.jpg

                  上離宮の茶室よりの風景
 この離宮は退位後の後水尾(ごみずのお)上皇により明暦2年(1655年)から造営工事が起こされ、明暦2年(1659年)に幕府の資金で完成した山荘であり、上皇によるプランで作られた稀なケースであるとの話しでした。下離宮・中離宮・上離宮と巡りますがその周りには棚田がありそれらが1体となって景観を作り出しています。
ここには上皇の宿泊設備は無く、日帰りで御所の隣の仙洞御所から来られたそうです。
離宮の中で最も素晴らしい見所は上離宮であり、大きな人工池を上から見下ろして眺める景色は、後ろの山々を借景にした壮大なもので大変感じ入りました。この池で上皇は舟遊びもされたそうです。
 また、今回この地を見るにあたり宿泊施設として離宮入り口に600mと近い関西セミナーハウスにグループの皆さんと一緒に泊まりました。この施設はグループの研修などに利用される事が多いとの事で、宿泊者100名の収容力があり、1人部屋はありませんが2~3人部屋の洋室中心で大変広くて立派な施設であり、一般の方々の利用も可能なのだそうです。1泊2食付で1万円を僅かに越えるくらいの料金とはとても思えない立派な内容でした。また、食堂ではセルフサービスの部分もありますが1年中料金は変わらない様です。
参考までにこの施設についてに記しておきます。

 関西セミナーハウス
 〒 606-8137 京都市 左京区 一乗寺竹ノ内町 23
 TEL: 075―711―2115  FAX: 075―701―5256
 ホームページ : http://www.academy-kansai .com/
 E-メール   : info@akademy-kansai.com
by minoru_mogi | 2008-05-21 15:06 | 随想 | Trackback | Comments(0)