八王子で成る南国の果実ザボン No738
2020年 11月 22日
毎日、夕刻にかけて散歩をするコースの中で、或るお宅の柑橘類の実が特に大きいのに気づきました。我が家にはかなり大きく3mほどになった橙の木が有り、毎年40~50個程の実を付けます。12月には直径8~9cm位となり、だいだい色に色付き大変きれいであると共に庭に豊かさを感じさせます。
私はこの橙の実を数個春になっても残しておきます。するとその年も大きさが大きくなりほぼ実はすかすかですが夏みかん大までなります。それをそのままにして置くと翌年の5月に花が咲く時まで残ります。故にダイダイ(代々)の名前になったと言われます。
ザボンの実の多くの着果
今私が住んでいる所は大手の不動産会社が分譲した建売住宅で、各戸が80~120坪くらい有ります。それらのお宅の庭には多くの家で観賞用に、夏みかん・橙・みかん・レモン・きんかん、などを植えており、実が付きすぎて鈴なりの果実が付いている家もあります。冬場にはヒヨドリ・ムクドリ・カラス・メジロなどがそれらを食べに訪れます。
昨年、あまりに大きな実が5個ほど付いた木のある家で、私がそれを敷地外から見上げていたところ、その家のご主人が出て来たので話してみました。
そして実は何かと聞いたところ「ザボン」ですと教えてくれました。この八王子の郊外の地で南の柑橘類であるザボンなど作れるとは冬の寒さを考えるととても思われません。
よく聞くとその方は九州出身の方でした。大きなホームセンターの園芸部でもザボン苗木など絶対に売っていません。その北限は四国であると思われます。
私が以前家の近くの公園の片隅に植えたグレープフルーツの木は、ここ2年来実を付けるようになりましたが、今年の春に無残にも根元から1m位のところで切られてしまい、木は生きていますがもう実のなることは期待できません。
散歩の折に他の家の庭の花や木を見て歩くのはなかなか楽しいものです。特にこのザボンの木の実が今年は10個以上もなっているのですでに夏みかん以上の大きさで、沢山実が付いたので少し去年の物より小さい様です。それらが色付く時を見たいと思い、頻繁にその家の脇を散歩コースに入れて歩いています。また、
他の家では大きなレモンが成っておりとても大きくレモンには見えません。しかしそこの主人が教えてくれました。
これもびっくりの大きさでした。