山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

大磯 旧吉田茂邸 No690




 1月中旬の暖かな日に、東海道線の大磯へと行ってきました。その目的は昭和の偉大な政治家吉田茂の住んだ邸宅を訪ねてみました。元の邸宅は先年焼失してしまい、平成294月に再建されたものです。

駅を降りて駅前より神奈中バスに乗り10分程で城山公園前(じょうやま)に下車しました。すると、直ぐ近くの信号の所に行くと、50人くらいの中年男女の団体が皆リュックを背負って信号を変るのを待っています。この人達は皆私と同じ吉田邸へ向かっているのだと思い、それについて行くと、そこには隣接地の元三井の別荘地であった県立城山公園であり、その丘の上の景色の素晴らしい所に着きました。この団体の人達は皆そこで昼食の弁当を開き始めました。そこよりは前山を従えた富士山が雪の姿で出迎えてくれました。

d0059661_14425359.jpg

園内は大変広くその中には横穴式の古墳群も有ります。しかし時間が無く郷土資料館までは見ることが出来ませんでした。

 そこで、急いで本来の目的の吉田茂邸へと向かいました。正門を入ると直ぐにバラ園が有りました。それらは冬の枝の剪定を終え、大変よく手入れがされた多くの種類のバラがありました。更に進むと、兜門がありそこよりは広い芝生の庭に連なっています。

d0059661_14443917.jpg

その傾斜のある庭の低い部分には立派な池があり、綺麗な水が広がっています。池の中には石の塔があり、その先には椰子の木が一本茂っています。日本庭園に椰子の木は大変珍しい物です。

行き届いた石畳の道を本館に向かいます。本館に入ると受付がありますが、周りの柱や廊下は皆むくの節目の無い全くあたらしい綺麗な木造の家屋です。先ず、南に面した応接間を見ると、大きな立派なソファーが三つと、ゆったりとした椅子が5客くらいある、飾りの石作りのマントルピースが備えられた広々とした空間です。ドイツのアデナウアー首相や天皇夫妻(現在の)がここに来ています。

二階へ上がると執務室兼書斎と寝室や生活のための空間がゆったりと取ってありました。

d0059661_14453308.jpg

大きな窓からは海側を見ると、黒松の林の向こうに海が光っています。山側に目を向けると箱根の山並みの上に雪の富士山がどっしりと控えています。この様な良い敷地は貿易商をしていた彼の父親が入手していたものだそうです。元首相はこの地で昭和42年89歳で没したのです。

暖かな冬の陽射しの中、立派な庭と素晴らし日本建築を十二分に楽しみました。


[PR]
トラックバックURL : https://onkuru.exblog.jp/tb/26362324
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by minoru_mogi | 2018-01-18 14:46 | 随想 | Trackback | Comments(0)