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山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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談山神社(たんざん) No642

 関西の紅葉の名所である京都の三千院や寂光院はその季節に行き、紅葉を堪能しており、東福寺は新緑の折に行きましたが鞍馬寺や貴船神社はまだその機会がありません。

奈良では東大寺や興福寺、春日大社などは何度も見ており、かなり奥地の浄瑠璃寺や岩船寺、当麻寺も訪れています。

しかし、以前より行ってみたい所であった桜井市の談山神社へはまだ行っておりませんでした。そこで、今回の奈良旅行の折に、たまたま桜井市の大和八木駅近くのユースホステルで2泊したので、従来は3日目は卑弥呼の墓との説がある箸墓古墳に行く最初の予定を変更して、時間は掛かるが是非とも見ておきたい桜井駅からバスで山の中に入る紅葉で有名な談山神社へと向かいました。

電車で桜井駅へ行き、朝9:10発の臨時の最初のバスに乗り、山間部に分け入り、長く続く杉林を抜けて山中の神社へと着きました。バス停から神社の入口は離れており、途中は門前の土産屋が続きます。

談山神社(たんざん) No642_d0059661_12080790.jpg
 神社は全体が南向きで、山門を入ると急な100段位ある石の階段が真っ直ぐに登っています。その両側には紅葉したカエデが赤々と陽光を反射して光っています。この境内は3段になっており広い敷地には各所に立派な建物があります。この神社は日光東照宮の手本になつたそうです。

ここは藤原鎌足が祭られており、この山の山腹に墓所があります。最も高い所の御本殿のある近くに、木造13重の塔があります。高さ17メートルで檜皮葺きのもので、1532年に再建された重要文化財です。神仏習合時代の名残であり神社のシンボルです。

境内の庭にはモミジが沢山植えられており、美しく紅葉のピークであり、1本あったイチョウの黄色が目だっていました。約2時間を見学に過ごして、急いで桜井駅に戻り、更に奈良へと出て、楽しく充実した3日間の旅となりました。


by minoru_mogi | 2016-11-29 12:09 | 随想 | Trackback | Comments(0)