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山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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長崎港稲佐山よりの夜景 No616

4月の初旬に長崎・佐賀への旅行の中で、長崎では夜の山頂より長崎湾の夜景を楽しんできました。たまたま、我が家の娘の御主人が長崎出身の方で、長崎に行ったら是非港の夜景を見てきたら良いとの助言でそこへ行ってきました。
空港から高速バスで市内に入り、一応長崎としては一度は行っておいたほうが良いと思える出島に行きました。今では埋め立てで市内の港に近い一角となってしまった、思わぬ狭い出島地区の昔の建物群をゆっくりと見学しました。ホテルは市内の繁華街でる思案橋のあり、市内電車で向かいました。そして市内の賑わいのある飲食店の多い中で、老舗の「吉宗」という日本料理店で長崎料理を食べました。
長崎港稲佐山よりの夜景 No616_d0059661_8584253.jpg
 
             稲佐山より長崎港夜景 少しぶれています
 夜7:30にホテルにタクシーが出迎えに来てくれ、その車で稲佐山に向かいました。
長崎の街は周りが低い山地で、家々がかなり高い場所まで建っており、稲佐山も大きなホテルなどが山腹にあります。山頂(333m)に着くと展望台からは眼下に湾の形に沿って光の家並みが実に美しく広がっています。気候も寒からず暑からずの最適な温度です。タクシーの運転手の方が丁寧に説明をしてくれてそれぞれの方面を見て回りました。
長崎港稲佐山よりの夜景 No616_d0059661_8595991.jpg
山頂にある電波塔が赤くライトアップされており、港の方向とは逆にコントラストが目立ちます。20分ほども夜景を堪能しました。
その山からの帰りに、運転手さんが時間に余裕があるので、昔の長崎の奉行所が72億円も掛けて再建されたので、そちらも回ってみましょうと言います。そちらに着くとライトアップされた高い石垣の上に大きな3階もある御殿の建物のような、今は資料館としての立派な白壁の建物がありました。往時は270名もの役人が居り、通詞(通訳)が何人も居たそうで、オランダ語、英語、ロシア語、中国語、朝鮮語に対応していたのでしょう。
後刻、このことを私の友人の歴史通と話したところ、長崎奉行は出世街道で、奉行の収入は現在の価格では何億の手取りがあったとの事を教えてくれました。
時間が有ればこの長崎歴史文化博物館を是非見たかったのですが、翌日はグラバー邸地区を巡り、佐賀へと行かねばならず見学できなかったことは心残りでした。
by minoru_mogi | 2016-05-06 09:00 | 随想 | Trackback | Comments(0)