人気ブログランキング | 話題のタグを見る

山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

高校時代の旧友からの手紙 No516

 先日、高校の旧い友人より思いがけない手紙を貰いました。そこにはたまたま部屋の整理をしていたところ、私から10年程前に手渡された高山植物のスケッチ画を見つけて、懐かしい思いで早速に長い手紙を書いてくれたのです。
彼とは高校1年の時に私の左隣の席にいた荒川君で、大変明るい性格で、何時も飄々としており、勉強も程ほどの人でした。しかし、その頃のことを良く覚えており、私が生物部であったことや、担当の先生の名前等も正確でした。
高校時代の旧友からの手紙 No516_d0059661_21233110.jpg
 卒業以来、地元に残った彼とは全く交流は無く、10年程前の群馬の館林での同窓会で初めて出会い、会話を楽しんだ記憶があります。最近目を悪くして40日入院したとの事が書かれており、趣味のゴルフや山登りも卒業したとか、少し寂しい気もします。
 その懐かしい内容から楽しい思いがよみがえり、早速に返事の便箋5枚にも及ぶ長い手紙を書きました。そして私の趣味の山歩きの経歴や、黒部川の源流の雲の平と三俣蓮華岳から槍ヶ岳・北鎌尾根のスケッチ画を印刷して同封しました。それは私が最も気力体力に充実していた時に、独りでテントで5泊6日で行ったものでした。
その頃のことを思い返すと、良くぞ危険も顧みずにその様な行動をしたものと思わざるを得ません。まさに若さの暴走というところです。また、私の仕事柄休みが平日なので、いつも一緒に行く友人に恵まれず、ほとんどのアルプスの山も独りで登ったものでした。
 75歳の夏に、山の最後の記念の登山として、北八ヶ岳の縦走を目指していましたが、昨年の夏は暑い日が続き、体力的に無理と思えたので断念したのです。
その様な訳で、76歳の今年の夏の終わり頃にでも、再度チャレンジしてみたいとも考えていますが、気力と体力が自信ありません。
残念なことですが、少しずつ思い出の中に浸る年齢になって来たのを認めざるを得ないようです。
by minoru_mogi | 2014-08-08 21:23 | 随想 | Trackback | Comments(0)