山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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8月のマツタケ  (No29)

ある年の8月24日に瑞牆山へ一人で出掛けた。今考えると何と暑いこんな時に出掛けたかと思うが、やはり若さに溢れていたのであろう。金山平の金山山荘に泊まり、朝ゆっくりと登りだした。丁度、その頃、林道の工事が進行していたが、瑞牆山荘まではまだ達していなかった。
樹林帯の中を歩き、沢で冷たい水で顔を洗い、水筒の水を補給して最後の樹林帯の中を進んだ。d0059661_16501974.jpgと、その時、登山道の近くに大きなキノコが見える。笠は直径16・7センチくらい、石突きは20センチにも近い大きく開いたキノコである。
私は以前、マツタケ山で所有者の赤松の森で、その所有者に案内してもらい、一緒に30本近くを採ったことがあり、マツタケの生えている環境と姿を良く知っていた。そこで、一応手に取ってみると、何となく匂いはマツタケである。笠の裏を見ると、マツタケそのものである。周りを見回すが赤松などは1本も生えておらず、栂などの針葉樹ばかりである。
どうしたものか迷ったが、一応新聞紙に包んでザックに入れて登りだした。山頂に近づく頃になるとゴロゴロと雷鳴が鳴り出した。霧が広がり出して雲がだんだん黒さを増してきた。山頂の岩まで到達したが、長居は危険と思い、直ぐに踵を返して下山に向かった。
今朝出発した金山山荘に立ち寄り、宿の小父さんに聞いた。「このキノコを採ってきたけど、これはマツタケだろうか」と。すると「良く採ってきたなあ、これはマツタケだよ」と言う。
「でも、周りには赤松は全くなかつた」と聞くと、「シラビソやツガにもまれに生えることがあるのだ」との答である。帰宅して図鑑を調べてみると、確かにその様に記述されている。
このキノコは少し虫が食べており、開きすぎていて匂いはあまり無かったが、マツタケご飯を炊いてもらい食べた。
その後、山中で栂やシラビソがあると根周りを見てみるが、一度もキノコが生えているところに出会う機会はないのが残念である。
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Tracked from 山のふみあと日記 at 2005-09-21 22:09
タイトル : ・21日投稿「奥秩父・瑞牆山と弘法大師」
某月某日の山行記「山のひとくちコラム」をご笑覧ください。  奥秩父、山梨県須玉町に瑞牆山というむずかしい漢字の山があります。「みずがき」とよみ、神社の聖域をかこむ垣根の意味だという。地元で「こぶ岩」とよぶ、全山が黒雲母花崗岩からなる一大岩山で、その岩峰を神の山をとりまく垣根にみたてたのだそうだ。  この山には、不思議な字が残っていて、大正十五年七月発行の雑誌『山岳』に大島亮吉が原稿を寄せ、「瑞牆山名所として弘法大師文字および古代文字なるものあり。共にアマドリ沢上流にありて……近時山麓増富村青年団の道...... more
Commented by 三嶋 at 2005-09-12 23:39 x
私は瑞牆山に登った事がありません。ただ、昭和42年の3月に金峰山に登るため瑞牆山荘に泊まった時に、瑞牆山への登山者が降雪の中戻って来ず、捜索のため、夜中に裏面の沢伝いに直下まで登った事はありました。翌朝、山荘側から登り直す事とし、下山してしまいました。

 数年前、川上村から信州峠経由で瑞牆山麓を周り須玉へ出た事がありました。途中、突如として現れた湖の畔から対岸を見ると旧道が水中から出たり、入ったりしている様子を見て年月が経った事を痛感した次第です。

 山岳部の山行では瑞牆山荘前に天幕をはっていました。毎回、金峰山下山後に、何故か金山まで天幕を移動しました。今考えると付き添いのOBが釣りをしたいがためだったようです。(笑い)
by minoru_mogi | 2005-09-12 16:51 | 動物・昆虫・その他 | Trackback(1) | Comments(1)