山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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短命  No348

 私は独身の時に、新宿の大学病院に40日間入院して、約50日仕事を離れたことがある。病名は急性腎炎であった。特効薬が無いので、ベットで静かにして食塩を極力減らして直すのである。
その時、35歳位の担当医師が言った。「貴方は短命かもしれません」と。 
大学病院では次々と色々な検査を受けた。その結果「貴方は一般人に比べて腎臓・肝臓共に非常に機能が劣っています。」と言われた。そして、貴方はこれから言う三つの事を守りなさいという。
1. 食後30分は必ず体を休ませなさい。そして内臓に血液を送りなさい。読書もいけません。
2. 体を絶対に冷やさないようにしなさい。冷えると内蔵機能が低下します。
3. お酒は程ほどにして、午前様は絶対に止めなさい。
幸いなことに私はお酒はあまり好きではなく、雰囲気が好きなだけでだけであり、ビールを飲むことが多かった。
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病気の原因は思い返してみると、やはり若気の至りで過度に色々と体を酷使しすぎた様である。1月の半ばに友人達が猪苗代スキー場に先に行っていた。そこで、遅れて私が合流するために夜の売り場変更の残業を終えて、一人で12:30くらいの夜行急行で上野から猪苗代に向かった。目的の駅に着いたのはまだ夜明け前の4時半くらいで、駅より一人で雪の街を宿へと歩いてゆき、着くと直ぐに仮眠した。
翌朝目が覚めると、会社の男性の友人の他に、商社の若い女性が5人ほど来ており、朝食もそこそこに張り切って皆でゲレンデに向かった。その商社には私の知り合いの女性がいたが、今回は来ていなかった。昼過ぎまでスキーを楽しんでいたが、私は疲れが酷いので皆に別れて早めに宿に戻り、コタツの中で休んだ。
翌日も朝からゲレンデに出たが、やはり早く帰り、その夕刻には国分寺に帰った。翌日会社へ行く電車の中で、吐き気がして下車して休んでから出社した。その次の日は電車に乗っていると酷い吐き気で各駅に下りて休む状態である。
ここでさすがに病気を確信した。そこで三鷹の親戚の医院に行くと、診断し即大学病院に入院を言い渡された。その医師は以前大学で助教授をしていた。
会社への出社途中であり、背広姿の入院となった。そこで、看護婦長にお願いして家に行き入院用具を携えての入室である。40日の入院は長かったが、毎日友人がお見舞いに来て看護婦さんが驚いていた。
 73歳の今となって、短命とのことで60歳くらいまでの命かと思い、他人には言わずにおいたが、ここまで来るとは思わなかった。
大学病院の医師には大いに感謝しているが、良くぞ言ってくれたものと思う。それ以来医師の指示を守ったことで、今日があると思っている。
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by minoru_mogi | 2011-08-19 18:24 | 随想 | Trackback | Comments(0)