山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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江戸から現在の水道史 No305

 たまたま見ていたテレビで東京都水道歴史館の紹介が出たことがあります。あまり聞いたことがない施設でしたが、興味を引かれたので何も予定の無い日に出向いてみました。
御茶ノ水駅から歩いて10分程のところですが、以外に判りにくい場所にあり、その施設の前まで来ていたのに、そこが歴史館とは気付かない建物でした。
入って見ると入場無料であり、受付には若い女性がおり、親切に質問に答えてくれました。館内はかなり広いようでしたが見学している人は3・4人しかおりません。
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 建物は1階から3階まであり、1階には明治から現在への東京都の水道事業の歴史が説明されており、それらの機器や小河内ダムの解説等があります。その中で淀橋浄水場は明治33年に出来てそれから昭和30年代まで使用されて現在の東京水道の基となった事が分かります。
終戦直後の東京の漏水率は実に80%であったというのには驚きです。いかに戦争による被害が甚大であったかが判ります。しかし、現在のそれはほんの数%との事で、世界の都市で最も優れた数値でのことで感心しました。
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               広重 御茶ノ水版画 
2階に上がってみると、江戸時代1560年の小石川上水から1654年の玉川上水までの説明と、その頃使用された木樋が発掘調査により出土しており、往時の庶民の生活が井戸を中心とした長屋の生活が、復元した家よりほんとに良く分かりました。
落語の話に出てくる熊さん、八さん、がどの様な生活をしていたか、ごみ捨て場や共同便所がどの様なもので有ったかも良く分かります。
残念なことに時間が無かったので3階のライブラリーやレクチャーホールを見ることが出来ませんでしたが、今回この施設を見学して、立派な分かりやすい展示であり、しかも無料であることを考えれば、大いに訪問する価値のある内容であると思いました。
あまり知られていない施設ですが、一度皆さんにも足を運ぶ価値のある所として推薦したいものです。
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by minoru_mogi | 2010-10-10 14:13 | 随想 | Trackback | Comments(0)