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山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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青いバラ No265

 サントリーが青いバラの作出を目指して、1990年から遺伝子組替技術を使って研究開発してきたものが、14年を経て2004年に開発に成功した。その株を増殖させてこの2009年11月3日より市場への出荷することになったとTVや新聞で報じられた。
青いバラ No265_d0059661_13465411.jpg
園芸を趣味とする人にとっては、環境が許すならば一度は大輪のバラの育成にチャレンジしてみたいのが本心であろう。私も20年来庭の日当たりの良い場所でバラ作りを続けており、現在は11種類を育てている。
最近はイングリッシュガーデンの流行で、ブリティッシュローズが人気があり、一枝の先にいくつもの花が付くフロリバンダ(FL)が中心となり、従来より人気が高かった大輪で一枝に一花が多いハイブリッドティー(HT)が園芸店の店先でも少なくなってきているのが残念である。
青いバラ No265_d0059661_13482196.jpg
 私が昨年入手した黒バラの「ブラックバカラ」は、今までに育成した黒バラとしては特異なバラである。黒バラとして昔から人気のある代表的なものとしては、フランス作出のものである「パパメイアン」が有名である。これは作ってみると大変難しく、特に小さな棘が無数に枝にあり、それが作業中に手に刺さり、手入れが大変であった。その他にも1998年の京成バラ園で作出された「黒真珠」や「黒蝶」などもある。
それに比べて、「ブラックバカラ」は強健で棘が極度に少なく、大きな棘がほんのわずかあるだけであり、枝切りをしても棘に刺さる事はほとんど無い。
 今年の秋の最後の花が11月中旬に咲いた。それはビロードのような深い赤黒色であり大変美しいものであった。今年は11株の中の3株がカミキリ虫が根元に入り、枯れかってきたのでそれらを抜き取り、新しい新種3株を植えつけた。来年の5月の花が楽しみである。
by minoru_mogi | 2009-12-12 13:50 | 樹木とその花 | Trackback | Comments(0)