山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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赤富士 No248

 葛飾北斎の富岳三十六景の中の赤富士は大変有名であるが、富士もデフォルメされており、その色も誇張されている版画 (この地は三つ峠山の説あり) と思っていた。ところがこれに極めて近い光景に遭遇した。
 8月初旬の週末に孫二人と共に六人で山中湖の宿へと道志道をゆっくりと車で出掛けた。山伏峠のトンネルを抜けると、思いの外に天気が良く青空も見えているが、富士山は裾野が見えているだけである。夜になると星空が少し開けて、山の方を見ると山頂に向かって山小屋の灯と登山者の懐中電灯と思える薄い明かりがチラチラと続いているのが見える。
 私が富士登山に出掛けたのは高校生の夏休みに生物部の人達と一緒に行った時である。富士吉田の浅間神社より登り始め、馬返し、1合目と霧の中を8合目の山小屋へと着いた。翌朝は朝から雨が続き、山頂は諦めて須走り口へと赤茶けた溶岩の砂を滑りながら下って行った。当時はまだビニールの袋は無かったので、リュックサックの中の物は全て濡れてしまい、着替えも濡れ大変な思いをしたものであった。
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 今回のホテルで翌朝露天風呂に入ると、富士山の全景が見える。8月なのに珍しくも残雪の筋が山頂付近には残っている。丁度日の出の頃であり、山が赤みを帯びてきた。この光景をカメラに収めたいと思ったが、デジカメを風呂場には持参していない。そこで、慌てて風呂を出て部屋へと戻り、部屋のベランダから写したものがこれである。
そう言えば、山中湖の吉田よりに紅富士の湯というにがあるが、その様な富士が見えるのであろう。温泉よりの山の赤さはこの写真以上に紅く、紅富士の言葉の意味を理解した。
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by minoru_mogi | 2009-08-16 22:14 | 歩いた山 | Trackback | Comments(0)