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山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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 私の所では今3鉢の節分草を育てています。これら3鉢は8年前くらいに五日市の奥で自然育成中のものを分けて貰った大株のものと、小さな鉢に蒔いた2鉢を5年ほどかけてやっと花が見られるようになったものです。


今年の節分2月2日の節分草 No742_d0059661_14234858.jpg
                    2月2日の花

 花の名の通りに小さな株のものは22日に咲いた状態に間に合いましたが、花は只の1茎しかでした。これは正に種から育てると4年後でないと花が咲き出すことは無いのです。カタクリの種から花まで8年に比べると早いようですが、自然のものは大変時間が必要なのが山野草愛好家の大変であると共に楽しみでもあるのです。

 大鉢のものは花の後の種が落ちて翌年には小さな双葉の芽を出します。花が咲いてもその種の数は大変少なく1花で810粒くらいです。今年はこの大鉢の花は8花も付いて、今までの最高の出来でした。しかし、これらが咲き揃ったのは211日であり、鉢の置き場に依り大きく異なりました。


今年の節分2月2日の節分草 No742_d0059661_14242747.jpg
                   2月11日の花

早く咲いた1輪は花芽が出てより日当たりの良い所へ移し、日照が長く当たるように心掛けたものです。一方、大鉢はカエデの木の下で日照はあまり良くない所にそのまま置いてありました。こちらの方が本来の好む環境と見え毎年花の数が増えています。山野草は大変手が掛かりますが、その咲いた時の感動が手入れする気を励ましてくれます。


# by minoru_mogi | 2021-02-14 14:24 | 山の花 | Trackback | Comments(0)

 私の少年時代の体験です。町の中学校は街はずれの境に有って、小高い土塁に沿って木造二階建ての校舎であり、1学年に6クラスがある町で一つの校舎でした。

先日、町のパソコン資料から分かったのですが、その土塁は江戸時代の館林城の外郭として作られたものがそのまま残ったものでした。どの土塁の外側にはあまり水流の多くない小川が流れていました。

これは昭和24年(1949年)頃のことです。私が中学2年生の時、この土塁の斜面に戦時中に掘ったものと思える横穴を見つけました。奥行3m穴の入り口が1.5m位有り、関東ローム層の茶色の土壁です。穴の中を覗いてみると入り口から1mくらい入った所に一か所に78cm位の直径の穴が開いています。

いったい何がこの穴を作ったのだろうと不思議に思って、中に右手を入れてみました。すると奥に30cm程の手の肘まであり、すると何やら柔らかい動物がいるのが分かりました。そこで、その物をそっと握って取り出してみました。

すると、穴の入り口まで右手が出て来た途端に、青い色をしたものが手の中より飛び出して飛んで行ってしまいました。それが鳥であることは握った時は分からなかったのです。

カワセミを手で掴んだが・・・・ No741_d0059661_17241154.jpg

そして、それがカワセミであることであった事は直ぐ理解しました。この様に土の中に横穴を掘って巣にする鳥などカワセミの他には全く周りにはいません。

 最近散歩の折に歩く川沿いの静かな道があります。幅7メートルほどの川ですが水流はあまり多くない川です。ここを散歩していると川の上4m位を直線的に速い速度で飛ぶカワセミを見かけます。その後ろ姿を追うと人のあまり歩かない橋の下に消えました。

そこには正しく関東ロームの垂直に露出した部分が見えます。多分にそこに穴を掘って営巣しているようです。

カワセミを捕まえたという経験をした人は殆どいないでしょう。また、その巣が土の中に穴を掘ることも多分殆どの人は知らない事でしょう。貴重な体験でした。


# by minoru_mogi | 2021-01-14 17:24 | 動物・昆虫・その他 | Trackback | Comments(0)

今年1月の雪割草 No740

 栽培している雪割草は新潟、能登、佐渡が原生地であるので、自然では1月は雪の下に有るのが普通です。我が家の80鉢はガラスの小型の温室で幅150cm・高さ150cm・奥行80cmの物の中に入れてあり、冬の日差しがある時には前面のビニールを開けて暑くなるのを防いでいます。

今年1月の雪割草  No740_d0059661_16251568.jpg
今年の雪割草


例年、1月の初旬にはこの中の35鉢くらいは最初の花が咲き出し楽しませてくれます。
いつも3月初旬には1鉢に10花以上が咲き見事に咲き競います。

今年1月の雪割草  No740_d0059661_16230723.jpg

 しかし、今年は12月末から低温の日が続き、花は根際に咲き出してはいますが、寒くて花茎が伸びず普段なら5cmくらいは伸びているものが根元から上がれません。今年の鉢の大半は皆大きな花芽が3個くらいは付いた充実した株ばかりです。

この春は3月には80鉢の多くが花が群れて咲き充実した姿が見られそうなので大いに期待してその日々の来るのを待っています。


# by minoru_mogi | 2021-01-02 16:25 | 栽培山野草 | Trackback | Comments(0)

三種類の野鳥の巣 No739

 落葉の季節となりケヤキや桜の葉が落ちて、今まで見えなかった物が見えてきました。我が家のその葉の落ちた木の上に野鳥の今は使われていない巣が見つかりました。もちろん野鳥の雛は夏には巣立ってしまい、いまはもぬけの空です。鳥によってその巣の大きさや形は違っています。

三種類の野鳥の巣 No739_d0059661_20255134.jpg

我が家の庭のあまり背の高くないヤマボウシ(山法師)の木に、地上5m位の所にヒヨドリの巣が有りました。食堂の窓から8mくらいしか離れていませんが、いつもレースカーテンがあるので人の気配が見えないのでしょう。夏には木の葉がびっしりと茂り、外からは全く見えないところです。この巣には全く気付きませんでした。この木では以前にもヒヨドリが巣立ちました。

三種類の野鳥の巣 No739_d0059661_11392155.jpg

 
次に見つけたのは多分カラスの巣跡です。いつもの散歩道の大学前のニセアカシアの10mくらい高い木の8mほど上の大きい道路の土手の木にありました。少し壊れかけているので多分今年は使用されなかったようです。

三種類の野鳥の巣 No739_d0059661_11402363.jpg

 
3番目に見つけたものは昨日の散歩中に街路の桜の木の上の地上4m位の所に有りました。この川沿いの歩道は歩く人が少なく、時折ジョギング中や犬の散歩の人が歩くくらいで、私は良く散歩道として利用する道でした。この巣を見て大きさからはシジュウカラのものと思えます。良くこんな人に近いところに作ったものです。

 鳥たちは意外にひとの気配の濃い所に巣を作ります。これは卵や雛を狙ってくる動物、特にカラスなどが近寄るのを避けるためです。

 実は今日の午前中、庭を覗いてみると、何んと子供の痩せた狸がゆっくり歩いており、隣の家の敷地に入って行きました。隣の家の庭では甘い柿の実が沢山なっていますが狸は木に登れません。さて、どうするのでしょう。気になります。


# by minoru_mogi | 2020-12-07 11:41 | 動物・昆虫・その他 | Trackback | Comments(0)

 毎日、夕刻にかけて散歩をするコースの中で、或るお宅の柑橘類の実が特に大きいのに気づきました。我が家にはかなり大きく3mほどになった橙の木が有り、毎年4050個程の実を付けます。12月には直径89cm位となり、だいだい色に色付き大変きれいであると共に庭に豊かさを感じさせます。

私はこの橙の実を数個春になっても残しておきます。するとその年も大きさが大きくなりほぼ実はすかすかですが夏みかん大までなります。それをそのままにして置くと翌年の5月に花が咲く時まで残ります。故にダイダイ(代々)の名前になったと言われます。


 
八王子で成る南国の果実ザボン No738_d0059661_14044726.jpg

                  ザボンの実の多くの着果
今私が住んでいる所は大手の不動産会社が分譲した建売住宅で、各戸が80120坪くらい有ります。それらのお宅の庭には多くの家で観賞用に、夏みかん・橙・みかん・レモン・きんかん、などを植えており、実が付きすぎて鈴なりの果実が付いている家もあります。冬場にはヒヨドリ・ムクドリ・カラス・メジロなどがそれらを食べに訪れます

 昨年、あまりに大きな実が5個ほど付いた木のある家で、私がそれを敷地外から見上げていたところ、その家のご主人が出て来たので話してみました。

そして実は何かと聞いたところ「ザボン」ですと教えてくれました。この八王子の郊外の地で南の柑橘類であるザボンなど作れるとは冬の寒さを考えるととても思われません。

よく聞くとその方は九州出身の方でした。大きなホームセンターの園芸部でもザボン苗木など絶対に売っていません。その北限は四国であると思われます。

 私が以前家の近くの公園の片隅に植えたグレープフルーツの木は、ここ2年来実を付けるようになりましたが、今年の春に無残にも根元から1m位のところで切られてしまい、木は生きていますがもう実のなることは期待できません。

散歩の折に他の家の庭の花や木を見て歩くのはなかなか楽しいものです。特にこのザボンの木の実が今年は10個以上もなっているのですでに夏みかん以上の大きさで、沢山実が付いたので少し去年の物より小さい様です。それらが色付く時を見たいと思い、頻繁にその家の脇を散歩コースに入れて歩いています。また、

八王子で成る南国の果実ザボン No738_d0059661_20152089.jpg


他の家では大きなレモンが成っておりとても大きくレモンには見えません。しかしそこの主人が教えてくれました。

これもびっくりの大きさでした。


# by minoru_mogi | 2020-11-22 14:07 | 樹木とその花 | Trackback | Comments(0)