山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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<   2010年 05月 ( 5 )   > この月の画像一覧

 山歩きの折に山の景色をスケッチすることは実に楽しいことです。
今迄に山頂で描いたものでは、北岳からの仙丈岳・八が岳の赤岳・小松峰からの甲斐駒・北岳からの鳳凰三山・乾徳山より八ヶ岳・茅ヶ岳よりの残雪の南アルプスなどです。
これらの多くはスケッチブックの2ページにパノラマで描いた絵で、我ながら気に入っているものばかりです。
しかし、実際には山頂の景色の良い所に登り、その景色に感動しても描けない時が多いのです。それは山頂に到着した時には疲れが極度に達してしまい、もうザックから絵の道具など取り出す気力が無くなつてしまっているのです。
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仙丈岳へ登った時もそうでした。写真機は一眼レフを持ち、交換レンズを持っていましたが写真もほとんど撮れず山頂を後にしました。馬の背のヒュッテの下で沢に出会い、そこで汗だらけの顔を洗い小休止としました。そこに丁度タカネグンナイフウロウの紫色の美しい花が咲いていたのです。この花は初めて見るものでした。休憩しながら考えました。今後2度とこの山には来ないだろうなと思い、疲れた体でしたがやっとスケッチブックを取り出し、その花を描きだしました。鉛筆で全体を描いて葉を2・3枚書き入れ、花だけは丹念に正確に色づけしました。多分2・30分は掛かったでしょう。当日の宿の大平小屋(おおだいら)に帰り着いたのは確か5時を周っていました。
皆さんが時折言うには、写真を撮っておいて、それから絵を描けば良いのではと言いますが、実際にはそれは出来ないことなのです。絵を描くにはその山の中での感動がある時でないと描く意欲は出てきません。
只ひとつ私が写真より絵を起こしたものがあります。それは三俣蓮華の尾根の上でテントを張り、槍ヶ岳と北鎌尾根を眺めた山の姿です。この時はテント持参の雲の平へ5泊6日の旅で、軽量化のため写真機もスケッチブックも持参していませんでした。
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私の山の知人がそれこそ30年も後に、同じ時期に同じ場所から見た山姿を写真に収めブログに載せていたのです。これをみて直にその時の感動がよみがえりました。絵の色付けも実にスムースにゆき正にそこで描いた如くに描け、満足しました。
最近は感動を覚えるような山には登っておりません。そこで、この秋は上高地より横尾の槍見台と涸沢小屋に行き屏風の頭でスケッチをしてみようかと、今より計画を練っています。
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by minoru_mogi | 2010-05-30 11:35 | 随想 | Trackback | Comments(0)
 甲府市には何度も出向くことがありましたが、市内を観て回ることは少なく、舞鶴城公園(甲府城)だけは説明員に案内されて観たことがあります。信玄の里である「躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)」の跡地である武田神社は、駅より2・3キロ離れているので今まで訪ねたことはありませんでした。
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 先日甲府を訪れた折に会合までかなり時間があるので武田神社を訪れることにしました。
地図で見ると駅の北方2・3キロのところにありますが、バス便はあるようですが、その時間は判りません。駅の観光案内所で貸し自転車の旗の案内が出ていました。そこで、案内所で場所を聞いてその場へ向かいました。丁度甲府駅の北口の工事中でなかなか判りにくく、駅からはかなり離れた線路沿いにありました。
その貸し自転車は嬉しい事に全部電動自転車でした。しかも最近の法律の改正でアシスト能力を強化したナショナル自転車のものでした。借用を申し込むとデポジットマネー(預り金)2000円と身分証明書の提出を求められました。しかし、その貸し自転車の料金は2時間200円で1日400円と全く格安です。何の組織で運営しているのですかと聞いたところ、甲府観光協会との答えでした。
甲府の北側は登りの坂道です。電動自転車は武田神社まで快適に走り、境内をゆっくりと見てまわりました。信玄の居住した域内は、お濠もあり小さなお城という感じがしました。
たまたま。この5月15日の日の夜には薪能が行われるとかで、幕を張って準備中でした。
ゆつたりと境内を眺めてから、次は駅の北口の新しく整備された山手門を見て回りました。

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やぐらに上がってみるとそこからは甲斐駒ケ岳や鳳凰山の残雪の姿が見られて、甲府らしい景観に足をとめました。
それにしても甲府駅は甲府城の中を抜けて城跡を二分したのはどの様な訳でそうなったか疑問が湧いてきました。
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by minoru_mogi | 2010-05-21 20:23 | 随想 | Trackback | Comments(0)
 平成7年1月17日、午前5:46分の兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)はM7.3を記録しています。その目に見える活断層の地表に出ている所が、野島断層であり、淡路島の北西部に位置しています。
今回、グループ旅行の一環で、この土地を見学する機会に恵まれました。
 実は、私は町内会において自主防災隊の一員として地震災害(震度4以上)の時の救助班として、人命救助を担当することになっています。町会は4輪駆動車を有して、エンジン消火機を備え、常々消火訓練と共にチェインソーによる倒壊家屋の人命救助の取り扱い訓練も行います。
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 現地では地震による地殻変動を実際に見ましたが、上下に70センチくらい、左右に90センチくらいずれた断層を保存館の中で見ました。
この活断層は2000年に一度で動いたそうです。それと同時に阪神大震災の1分40秒の
揺れの実体験をしてきました。実際の揺れは事前に分かっていても、起きた時にはとても体が動きません。只々静まるのを待っているだけでした。
1分40秒が実に長く感ぜられて、この震度では何も対処出来ないことを実感しました。
6434人という人々が亡くなりましたが、朝5:46分という時間であり、人々の活動時間でなかつたことで、もし、活動時間帯であったならば、何万人もの被害が出たであろうことを思うと、背筋が寒い思いをしたものでした。大変貴重な体験をさせてもらいました。
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by minoru_mogi | 2010-05-14 20:56 | 随想 | Trackback | Comments(0)

桂離宮 No285

 4月半ばに奈良吉野に行った折に、京都に宿泊して仁和寺の桜と桂離宮を見る機会がありました。
京都の市街地となる桂の地は、桂川のほとりの静かな田園地帯にありました。1時半の見学で、1時20分に指定された門から入ります。そるとそこの待ち合わせ場所はなかなか立派で、以前に行った修学院離宮より遥かに優れており、国賓の方々が立ち寄るのを想定しているようです。庭園全体の広さは修学院の三分の一というところです。
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 庭園に入ると回遊式庭園となり、敷石の色々と工夫された配置の中を進みます。庭園には茶室があり、その前には池が広がり、大宮人は舟を使って船着場からそちらへ移動したとのことでした。茶室は庭園内に3室あり、それぞれに季節に応じて使用されたそうです。
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昔の人はことの外お月見を大切な行事としていた様子で、つくばいに映る月を愛でる茶室もありました。本邸にはテラス状の月見台があり、そこで月の出から月見を楽しんだ訳です。
まともな照明の無かった時代には、満月の夜を楽しみ、お酒と和歌を作り、夜明けまで宴を催していたそうです。各茶室と船着場を見て回り、昔の大宮人の世界を垣間見た思いの離宮見学でした。
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by minoru_mogi | 2010-05-07 14:54 | 随想 | Trackback | Comments(0)
 4月下旬に上野原にある要害山に行ってみました。要害山というと甲府の山を先ず思い浮かべますが、この山名は意外に沢山あるようです。
私の山好きの知人からこの山はなかなか良い山であると聞いていたので、低い山なので春先向きの山で、4月末では遅すぎるのではないかと思いましたが、ともあれ出かけてみました。
 登山口の鏡渡橋までは適当なバス便が無いので新井までバスに乗りそこから歩く事にしました。この山は能岳に登った時に良く見えて、割合に低い感じがしますが、新井より下って鏡渡橋の橋の上から眺めた要害山は円錐形で高く見えました。
小倉の集落を過ぎるとつま先上がりの登りが続きます。途中南の方面が良く見える箇所がありますが、ほとんどが椚の林の明るい山容です。1時間と少しで山頂へと到着です。
ところが、山頂は実に素晴らしい展望と共に、大きな杉の木が3本あり、その根方に祠が祀られています。広い山頂には桜の木と山ツツジが沢山あり、花がびっしりとついた花は連休には満開になりそうです。そしてベンチがひとつあり、他には登山者が居ないので独り占めです。
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山頂(526m)でゆったりと休憩をして、もう少し居たい気持ちがありましたが、まだ11時ちょっとなので先へと行くことにしました。
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山頂より下り鞍部にでて大倉・登下への分岐は10分程で、そこを過ぎると急に山道が藪状となり雑木の小枝を手で払い除けながらの針葉樹の暗い尾根歩きとなりました。見晴らしのある小さな岩場のコブを2箇所過ぎると南面が針葉樹の林で、北面は明るい椚の林となりました、コブの上には小さな祠がありました。そのあたりの視界の良いところで昼食としました。
570mのこぶを過ぎてコヤシロ山付近に来ましたが、この山からは眺望が無さそうなので、そこから引き返すことにしました。
30分余りで大倉の分岐に戻り大倉集落へと下ります。大曽根のバス停に13:30に着きましたがバスは14:27分なので、歩いて上野原市街地に向かいました。そして14:40分に市内のバス停でバスに乗りました。自宅には16:20の戻りました。
兎も角この山は要害山の山頂の素晴らしさに尽きる山と言えます。
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by minoru_mogi | 2010-05-02 23:10 | 歩いた山 | Trackback | Comments(0)