山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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 以前より一度歩いてみたいと考えていた、玉川用水の小平から分枝して25km下流に延びている野火止用水路を、2月にしては暖かな22日の休日に歩いてみました。
武蔵野台地開拓のために1655年(承応4年)、川越城主松平伊豆守信綱が掘削した用水が今も流れを留めている姿と、彼の墓所の臨済宗妙心寺派の古刹、平林寺を訪ねるルートを逆にたどりました。
 武蔵野線の新座駅に10時を少し過ぎた時間に着き、整然と開けた駅前より、車の多い川越街道を南下して、クヌギの木々の間の堀を流れる野火止用水に沿って、先ずは平林寺に向かいました。市役所のビルの前を暫く進むと、右側には平林寺の寺域が広がり、左側の前方に「睡足庵」という有名な財界人であった松永安左エ門氏の3千坪の旧草庵のある庭園が新座市に寄贈されて公開されていました。ここまでは約1時間の道のりです。
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                     茅葺の立派な山門
そこよりは直ぐに松平家菩提寺の平林寺の総門があり、境内に入ると茅葺の山門、その先には同様の造りの仏殿、銅版葺きの本堂が一直線に並んでいます。この寺は禅寺であり、山門近くの説明文には禅僧の1日の行動時間が書かれており、午前3時の起床から夜10時の消灯までのスケジュールがびっしりと詰まっているのが判りました。
 寺域は6万坪と実に広大であり、国立昭和記念公園の約3分の1(56ヘクタール、昭和公園180ヘクタール)と境内はクヌギや赤松の多い武蔵野の森がそのままに残った風景です。
散策路の周りには日本スイセンが沢山植えられており、丁度花の盛りでした。
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代々の藩主の墓所は実に立派なものであり、それらが沢山並んでおり伊豆守のそれはどれであるか分りませんでした。お寺の中にも用水の分流平林寺堀の水が流れて水の豊な池があり、近くの梅林は白梅が盛りで境内では食事休憩を含め1時間近い時間を過ごしました。
 総門を出て寺に沿って進み、用水を遡りますと、今度は関東ロームの赤土を掘った水路ではなく、原野に土盛りをして用水路を造った高い流れの部分に出ます。その途中には道を横切るためにサイフォンで道の下を抜けてまた高い位置の流れに戻る箇所(明治時代の改修と後で聞きました)にも出会いました。
前々から気になっていたのですが、玉川上水の掘削の折の測量では、夜にローソクの灯を並べて測量したと書かれてありましたが、その頃の測量技術はこの水路を延ばしてゆくのにどの様な水準測量があったのか更に知りたくなりました。
 野火止用水本流から平林寺堀が分かれる野火止史跡公園を過ぎて、大きな街道に沿って御成橋を過ぎると、水路が暗渠になった部分が出てきます。この辺りでは水の中に中型の鯉も見ることが出来ました。
その後は開渠部分と暗渠が交互に出て続きます。2時を少し過ぎた頃に清瀬駅近くに着き、歩き出してより4時間、歩数計を見ると19300歩、12.7kmとなり、ここでもう十分と水路を遡ることを止めて、駅の南口から武蔵小金井駅行きのバスに乗り帰路につきました。
今後機会を見て清瀬より小平の玉川上水の分岐まで続けて歩いてみたいと考えています。
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by minoru_mogi | 2009-02-26 21:33 | 随想 | Trackback | Comments(0)
 2月中旬の平日に後楽園の東京ドームで毎年開催されているらん展を、独りでゆっくりと観賞しようと晴れた寒い日でしたが出かけてきました。会場に着いた時間は11時頃でしたが、入場口には多くの中高年を中心にした人達が集まってきていました。入場して直ぐのところにフラワーディスプレイで有名な仮屋崎氏の展示場所があり、大変人だかりがしています。
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 先ずは洋ランの展示場所から始まり、シンビジューム・デンドロビューム・バンダ・オンシジューム・パフィオペディラム・コチョウラン・カトレア・リカステ等の様々な形と色の花がそのあでやかさを競い合っています。
一方、東洋ランのコーナーでは、シュンラン・カンラン・ウチョウラン・シラン・セッコク・エビネなどが出品されていました。
ゆっくりと花々を見たいのですが、人が多いのに加えて、特に最近の傾向で携帯電話付きの
カメラで花を撮ったり、同行の女性たちを花の前に立たせてスナップを撮っているのには閉口です。もちろんデジカメでの撮影者も多いのですが、仕方なく私は頭上にデジカメを差し上げて何枚かは写すことが出来ました。
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 私は数年前にシンガポールの植物園内のラン園で自然に生育している環境を再現している樹木や岩への着生ランを沢山見ておりますので、この様な平面の展示は少し物足らない感を覚えました。
会場の3分の1くらいのスペースは展示されていた苗や子株が販売されております。これらは海外各国のナースリー(種苗園)が出品販売しており、それらの国の多さには大いに驚きました。
それら各国は台湾、ベトナム・フィリッピン・タイ・マレーシア・インドネシア・ニュージーランド・アメリカ(ハワイ)・ドイツ・ペルー・エクアドル・ブラジルなどであり、更にまた別の驚きは資生堂のエビネの会場限定の香水がコーナーで大々的に相談販売されていたことなのです。
 日本の野山で見られるシュンラン(春蘭)の花の色が変わったオレンジ色のものは、なんと1万円の値札が付いており、それを求める一部のマニア達がいるからなのでしょう。
会場は時間とともにその人波が増える状況なので、予定よりは早めに会場を離れ冬らしい寒い青空に下に出て館内の夏のイメージから一気に冬に逆戻りしました。
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by minoru_mogi | 2009-02-20 21:12 | 随想 | Trackback | Comments(0)
  日差しの強くなった2月の日曜日の午後、家より近い大規模な街造りの進展状況を見るのが目的で2時間程の散歩に出掛けました。造成工事はあちこちで進んでおり、大きな道路が新しい道に付け替えられ、住宅地の他にも広い業務用地が丘を削って作られ、5・6千坪もある自然公園はまだ一般には開放されていませんが、公園付属の広い駐車場が完成間近です。
この街の都市計画は完全で、歩道に沿って植えられている街路樹も街区ごとに異なりカーブになっているコブシの並木は枝先にはびっしりと花芽を付け、咲いた時が楽しみです。
 庭先に花を植えている家が多く、それらを見ながらの散歩はなかなか楽しいものです。
いつものコースでない新しい家並みのブロックへと入ると、南向きの庭に面した縁側に中年の男の人が小さな鉢を持って何やら作業をしています。その横にある棚を見ると、小さなユキワリソウの鉢が沢山入ったガラスの高さ70センチ程のケースがあります。そしてその中には色々の花色と形の違う花が今は盛りに咲いています。
普段この地でもユキワリソウは早く咲き出す花ですが、露地では3月の初旬頃咲きます。
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 実は、私もこの10年位前よりこの花を各種購入して庭で栽培しています。数年前にはそれらの株が増えて大きくなり、4種類の花が梅の木の下で良く咲きました。しかし、昨年の春は遅くまで順調に生育していた株が今見ると夏の暑さ故か全滅に近い状況です。
そこで、雪割草の栽培のベテランと見えるその方に育成方法と土の混合について尋ねてみました。すると実に詳しく説明してくれます。そして今日はその花の交配の受粉作業をピンセットでしていたところだと話してくれました。
素晴らしい花色の鉢のものを褒めると、一鉢あげましょうと大変珍しい濃い紫の鉢を手渡してくれました。そして、「種から花を咲かせるには何年掛かりますか」と聞くと、「3年だよ」との答えです。やはり野生の花を増やすのは難しいものです。
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                       戴いた雪割草4株
そして、さらにその3年目の小さな芽の花が咲き出したビニールポットに植えられている別の花の色のものを3個も手渡してくれました。買えばそれなりの高価な花なので、その対価をお渡ししたいと申し出ると、「そんな事をするのならあげない」と言います。そこで有り難く頂戴する事にしてにんまりしながら帰ってきました。
 私もコレクションしている日本サクラソウやサギソウのマニアでもありますが、やはり花好きな方々には無償で差し上げる事が良くありますが、同じ心情なのかもしれません。
この3月には新潟県にこの花の原生地を訪ねてみたいと考えております。
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by minoru_mogi | 2009-02-13 12:00 | 栽培山野草 | Trackback | Comments(0)
 いつも犬の散歩に行く小公園に沿った幅6メートルくらいの、見通しの良い舗装道路にクルミの殻がよく落ちています。しかし、その付近にはクルミの木は無く、100メートルほど離れたお寺の森の端に1本の樹があり実が成っているのを見たことがあります。
その公園の脇を通ると、上の電線にカラスがよく止っています。また時として降りて下を歩いています。前々からこの事が気になり注意して観察してきました。
クルミはほとんど二つに割れた殻になっていますが、時としてまだ割れていないままのものも見受けられます。
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どうやらカラスはあの堅い殻を何かの方法で割って食べている様子です。
第一に考えられるのは高いところから落として割ることです。しかしあの堅さではなかなか割れそうには思えません。
最近のテレビ広告の中で、カラスが路上に置いたクルミを上手なハンドリングで避けてしまう外車の広告があります。この画像がこの車の生産国のドイツで作られたとしたら、ドイツのカラスもクルミを割るのに路上に実を置いて車に轢かせて割る文化を身につけているのでしょう。
日本でも仙台の付近でこの様な事実が目撃されており、しかものような事が見られる地域が広がってきており、カラス文化が伝播する話しが新聞に報じられた事があります。
私が気になっているカラスのそれは単なる落下型か車を利用して割っているかは、まだ目撃できてないので確証がありません。
 しかし、これをインターネットで調べてみると、特に仙台地区の目撃の記事が多く、車のボンネットに落とされ困っているとの記事もあります。
この写真の殻はいつもの所に落ちていた空のものですが、さてどの様な方法で割られたものでしょうか。これからもじっくりと観察を続けなければならないと考えています。
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by minoru_mogi | 2009-02-08 10:32 | 動物・昆虫・その他 | Trackback | Comments(1)