山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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<   2005年 05月 ( 5 )   > この月の画像一覧

今は少し無理になりましたが、50才くらいまでは毎年夏山の北・南アルプスを単独行で花を見に登りました。26才の時が私の最も気力体力の溢れていたと今思い起こしています。
その年は一人でウインパー型のテントを2尺8寸のキスリングに入れて6日間の予定で黒部川の源流地点の雲ノ平へ行きました。予定では三俣蓮華から双六岳まで縦走して新穂高へ下る計画です。
今はもう廃道となってしまった様ですが、大町から入り七倉・湯俣を行き、伊藤新道から雲ノ平へ入りました。湯俣の山小屋を7時に出発して三俣蓮華の尾根に出たのは、もう夕陽が薬師岳に落ちて、茜の光芒が残る7時頃でした。 急いで100mくらい降りて残雪を取ってきてラジウスで水を作り、夕食が食べられるようになったのは暗くなってからでした。 しかし、頭上は満天の星空で天の川に支流が有るのまではっきりと見えます。あまりの星の多さに星座が見分けがつきません。やっとさそり座がアンタレスの赤い星で分かりました。
翌日はテントはそのままに鷲羽岳・水晶岳から雲ノ平のギリシャ庭園やアラスカ庭園を回りました。そのルート上で鷲羽の池は山頂から見るとコバルト色と紫色の中間で、まるで宝石のサファイア色が広がっていました。
その岩を手で掴みながら登っている眼前に、このイワキキョウの花が岩の割れ目に咲きほこっていたのです。 d0059661_14273176.jpgあの岩の小さな割れ目には土はほとんどありません。どうしてこんな過酷な環境でこのような美しい花が咲くのか、全く理解を超えたものでした。その時の震えるような感動は今もありありと蘇えります。
白馬岳・千丈岳・北岳・八ヶ岳とその後も何度か会いましたが、あの感動は別物でした。
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by minoru_mogi | 2005-05-31 14:28 | 栽培山野草 | Trackback | Comments(0)
今年は5月19日に神代植物公園のバラ園でシーズンピークの各種のバラを観賞してきました。 しかし、我が家のばらの10株は花数は沢山出て開花を楽しみにしていたところ、直前の
降雹で葉が裂け、花芽が叩き落されて見るも無残な姿です。 雹は直径2センチくらいの氷砂糖の形状でした。
遠目には沢山咲いて見事のように見えますが、近くではとても観賞に堪えません。
バラも新しい種類が次々に出てきて以前からの名花がだんだん忘れられています。 栽培家が必ず作った"ピース"すらその中に入ってしまいました。
名前の由来は1945年、ヨーロッパで大戦が終わり、それを記念してフランスの作出家により
名づけられたものです。 直径は12センチにもなる大輪です。
ここに私が作ったピースの花の写真を添付します。やはり名花中の名花です。d0059661_20381938.jpg
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by minoru_mogi | 2005-05-29 20:42 | 随想 | Trackback | Comments(0)
町内会の自主防災隊のメンバーであることもあり、愛犬との散歩時に防犯の腕章を着けて町内を歩き、夜間は自治会の放送車で3人での巡回もします。
その様な訳で全国の自治会、町内会誌としての雑誌の取材があり、アイザーと共に散歩中のところを取材されました。
多分、小さい写真1枚が載るくらいと考えていたところ、思いがけなく全ページの写真の他に、3カットも載っており大変驚きました。
昨秋はHNKの取材で犬と共に何回も歩いているところを、リハーサルつきで撮ってもらいましたが、編集で全部カットされガッカリしたものです。
家内が朝の散歩、私が夕方一時間半の散歩で自分の健康管理の一助としています。
選ばれた一因は、この犬がスマートであったことも影響していそうです。d0059661_1050527.jpg犬でもスタイルは大事ですね。
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by minoru_mogi | 2005-05-29 10:54 | 随想 | Trackback | Comments(1)
d0059661_1616322.jpg新緑の盛り上がる奥多摩の入り口に位置する、臼杵山へと5月10日友人2人で出掛けました。
八王子の丘の我が家から見える奥多摩・奥武蔵の峰をほぼ歩き、歩き残した山の一つとしてこの臼杵山を選んだ。
山歩き仲間の話にもこの山のことはほとんど出てくることなく、少し可愛そうな山でもある。
荷田子のバス停から歩きはじめると、直ぐにキンランに出会う。この山は花が多そうだなと期待感が膨らむ。荷田子峠からは美しい山ろく風景が眺められるビューポイントでチョット足を止める。そこから先は山頂まで1時間半クヌギの森と杉の植林の中を歩き、周りには花はチゴユリのほかは殆ど出てこない。
山頂に達し臼杵神社に狐の石像が一対あった。山頂近くのTVの中継所のある広場で昼食。
歩き出すと周りは山ツツジが燃えるように赤い。昨年の夏の暑さが影響して、今年は6・7年振りのツツジ科の花の当たり年である。我が家のニホンシャクナゲも7種類が皆花芽が枝全体について咲き、豪勢な花の競演であつたが、来年のことを考えると木が疲れてしまい、来年の花が期待できなくなる。
花の美しさに見とれながらクヌギやミズナラの美しい緑の中を歩いてゆくと、思いもかけず下ってゆく。ややすると民家の屋根がでてきた。市道山へ向かったつもりが元郷の停留所に出てしまつた。
d0059661_11502591.jpg 
狐につままれた思いで周りを見渡すと桧原村の村役場がすぐ近くである。
村役場の中で大学時代の友人が喫茶店を一人で開いたとの連絡が3月に有ったのを思い出して立ち寄ると「せせらぎ」という喫茶のコーナーが有った。
美味しいコーヒーを味わい、キツネがここに私たちを導いたのだと、その偶然を理解した。期待した花にはあまり恵まれなかったが、ツツジの美しさと少し変わったラショウモンカズラが印象的な山であった。(写真)
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by minoru_mogi | 2005-05-28 16:17 | 歩いた山 | Trackback | Comments(0)
4月に咲くイワウチワは樹下の陽の光のやっと入るような所に咲いています。
そのひそやかさは本当に心惹かれます。
ここ数年毎年のように山の友人と人知れぬ山の中に咲く花をたずねてきました。
ところがです、山梨の坪山(1102m)がイワウチワとイワカガミの見られる山とパンフレットで知り、いつもの山仲間2人で4月19日に訪ねました。
平日にも拘らずバスは満席で50人以上のその山への訪問者です。2日前の日曜日には何と6台もの臨時バスが出たと、地元の人から聞きました。
山への尾根を登ると先ずミツバツツジが周りに咲き乱れ、間もなくヒカゲツツジの群落が出てきました。その樹下にはイワカガミが一面に咲いていました。
接写レンズをつけたカメラマンがたくさんおり、良いアングルを得ようとその群落の中へ足を踏み込んでいます。その結果ところどころが土が露出されています。
この様子ですと5年後には群落は見られなくなりそうです。本当に心配になりました。
私が何時も訪ねる奥武蔵の山では、大きな群落には出会えませんが、本当にひそやかに咲いているのです。 登山者の少ない山道がそれを防いでいるのでしょう。
山の自然の花の愛好家として心配でなりません。d0059661_002856.jpg
写真上をクリツクして拡大して見てください。
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by minoru_mogi | 2005-05-28 00:02 | 歩いた山 | Trackback | Comments(3)