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山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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上野原 御前山(484m) No226

 ここ暫く近場の山歩きに出かけていないので、早春向きの低山を歩きたいと地図を見ていると、中央線の上野原駅より表示では65分(地図上の表示)で山頂に登れる易し過ぎる位の山を見つけました。
近い山なので9時頃に家を出て上野原駅には10時10分に着き、すぐ出発しました。
桂川が相模湖に流れ込むところで長さもかなりある橋を渡り、大きな道を離れる所に道路の工事現場があり山道の方向を聞くと、その交通整理員の方が「御前山ですか、花粉に注意してください」と私の花粉症を見透かしたような声を掛けてくれました。
上野原 御前山(484m) No226_d0059661_22545382.jpg
直ぐに里山の集落の中の道を古い家々の造りなどを眺めながら登ってゆくと、北の方角には生藤山や土俵岳が見えてきます。集落が終ると杉林の中の急登の登山道になりました。小さな山にしてはきついなあと思いながら登り続けると、急な箇所には登り易いようにロープが張られています。それを伝いながら上に行くにつれて更にきつく、掴む潅木や木の根の無い山道となり、最後の15分くらいは全てロープが張られており、その結び目を確りと握り体を引き上げて喘ぎ喘ぎ登ってゆくような状態で時々立ち止まる様でした。
やっと頂上に立つと、北側が全面的に開けており雨降山や権現山の続く尾根や、笹尾根が良く見えています。南側は林となっていますが、落葉樹なので透けて丹沢方面が見え、下のほうを見るとゴルフ場が直ぐ下にあります。
上野原 御前山(484m) No226_d0059661_22552736.jpg

山頂には11:50に着き、誰も居ないところで20分ほどの食事を済ませ、薄曇で風があり寒いので直ぐに下山する事にしました。私の地図には無いのですが、山頂の表示では「鉱泉より上野原駅1時間20分」の表示があり、西の尾根に道が続いています。同じコースを戻るのも面白くないので、その道へと入ると今度は狭い尾根路を急降下です。こちらはロープが無く、潅木や木の根を掴みながら慎重に下ってゆきます。
程なく杉林に入ると傾斜は楽になりのんびりと下って行くと、林の中からゴルフコースのグリーンが見えて、プレーヤーの声が聞こえてきました。帰宅後に調べてみるとメープルポイントゴルフクラブでした。雑木林のアップダウンを繰り返して少し飽きた頃に堰堤が見えてきました。その沢沿いを進むと川の傍に出てその沢の水の色が乳白色をしています。これが鉱泉の元の川であると理解しました。山里の民家の中に出てきて、いつの間にか今朝ほど歩いた道に合流して駅への道になりました。しかし表示にあった鉱泉の建物にはお目にかかれず、
多分、私が車道を避けてショートカットした為に、その前に出ないで下りてしまったものと考えられます。途中のコンビニで熱い肉まんを買い、それを頬張りながら14時前には駅に着くことが出来ました。
484メートルの標高なので、高尾山より楽な山と思っていましたが、遥かに山らしいきつい十分に楽しめる山であり、春先や晩秋にお薦めの山です。
by minoru_mogi | 2009-03-13 22:56 | 歩いた山 | Trackback | Comments(0)