人気ブログランキング | 話題のタグを見る

山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

野鳥 ウソ(鷽) No 121

 何時もよく見ている知人のブログ「常念の見える部屋から」を開いてみると、美しい野鳥の写真が載っていた。しかし、その方はたまたまその鳥の名前を知らないようであった。そこで、その名と共に山で見た特徴についてコメントに記したところ喜んでもらえたようである。
その鳥、ウソは高原に多い鳥で、私はよく北八ケ岳に行った折に出会えることが多く、主に針葉樹の混ざった白樺やこならの明るい森の樹間を動き回っている。その姿は16cm位で百舌を少し小さくしたくらいであり、雄のみが明るい灰色の腹部の喉元が紅色をした美しい鳥である。その鳴き声は割合と大きく「フィーヨ・フィーヨ」と遠くまで届き、またその嘴が太く良く目立つ。
野鳥 ウソ(鷽) No 121_d0059661_21111943.jpg

 或る時山の宿で朝食を摂っていたとき、テラスの餌台にきたので4・5メートルの近さで良く観察できた。高原の山中で夏を過ごし、冬には里におりてくるらしい。その時に櫻の花の芽を食べるので嫌われる事も多い。
この写真が2度掲載されたが、2度目のものを見て「アレー」と思わずにはいられなかった。それは私が何度も見たものとは違い、腹まで紅色が広がっているのである。
別の種類の鳥とは思えないので、色々と図鑑を調べてみてやっと判明した。それは「アカウソ」であり、シベリアのウスリー地域やサハリンに居るものが、冬の渡りで日本の松本地区に来たものであった。
 この鳥についての日本野鳥の会の説明の中には「うそぶく」とはこの鳥から出た語であると書かれている。しかし、それ以外の説もインターネットのサイトの中にある。
 毎晩、お気に入りのブログを見るのは大変楽しいことであるが、毎回画像と記事を入れる大変さはお互いに良く分かり、何となく親しみが湧いてくるものである。
by minoru_mogi | 2007-01-25 21:14 | 動物・昆虫・その他 | Trackback | Comments(0)