山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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国立科学博物館「ラスコー展」 No647



 フランス南部のラスコーの洞窟には2万年前に住んでいたクロマニョン人が動物の壁画を沢山遺しています。この地の4万年前頃にはネアンデルタール人がおり、現在の遺伝子分析では、現人類の遺伝子の1.5%位の割合で影響していることが最近判明しました。

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        貝のアクセサリーを着けたクロマニヨン人

その後旧石器時代にいたクロマニヨン人は現在の我々ホモサピエンスであり、アフリカよりヨーロッパへと渡ってきました。

この2万年前前後は氷河時代であり、海面が今より120mも低かったのです。その頃の日本列島はユーラッシャ大陸と陸続きの状態でした。このクロマニヨン人は人類で初めて絵画という芸術を生み出した人々です。その絵画の対象は全部動物であり、彼らの狩の対象となったものです。彼らは芸術として書いたのではなく、別の目的だったのでしょう。

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壁画

この人達は暗い洞窟の中で動物の脂を燃やして、チームでほとんど実物大の動物の姿を描き着色もしました。そしてラスコーの石灰洞窟の壁や天井に多くの壁画を残しました。暗い展示場にはその模写の大きな画像が並んでおり、動物は色々で大変動きのある姿です。

バイソン、牛、馬、山羊、鹿、ねこ科の動物(ライオン、ヒョウ、か判明しません)などです。

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                    骨で作った針

この壁画は1940年に発見され、今は人が入れないように保護されておりフランス政府が模写をして世界の各国に貸し出しているのです。今回は日本がその会場です。

会場には思った以上の見学者が来ており、熱心に注視しています。なかなか素晴らし企画で、もう少しPRされればと思いました。


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by minoru_mogi | 2017-01-13 20:05 | 随想 | Trackback | Comments(0)