山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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岩手大槌町の植田医師よりの津波写真集 No485

 先日、大変立派な写真集8部が岩手より私の元に宅急便で届きました。この写真集は植田医師が自費出版されたもので、大槌町の津波災害被害状況のものです。
今年6月に同町へ音楽ボランティアとして、7名のワイズメンバーが中心となって行き、音楽家二人と共に仮設住宅を巡った折に、その医師宅へ立ち寄り色々とお話を聴いたものでした。
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 その写真は津波が正に押し寄せるところから始まり、時々刻々と1分以内ごとに時系列で撮られた写真が並んでおり、私が今までに入手した仙台の河北新報の写真集や、大槌町全体の被害写真集と比べて、はるかにその迫力が違います。
先生の話では、地震の後で患者の往診から帰り、自宅の前で車より降りたところの写真があり、最初の津波の波が来た時には、植田医院の4階の窓から遠くから来る白波を見て、デジカメでそれを撮ったのは奥様であったと言っていました。
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                        押し寄せる大波
そこからは1分以内の刻々と変わる光景を連続して撮っており、波に囲まれたその真ん中からの画像であることが、大迫力になっているのでしょう。同時に、その刻々と変わる様子もメモにしてあり、発生時より医師として活動を始めた18日までの8日間の記録が記してあります。
植田病院に逃げ込んだ人を含めて18人は12日の10:32分に、自衛隊のヘリコプターで一人ずつつりあげられて救出されました。先生もその中の一人でした。話をお聴きした時は淡々と話されたので、それほどに身の危険を感ずるような印象は無かったのですが、この写真を見て、とても平常心では居られなかったのではと思いました。ですが、この写真を見ると冷静そのものです。医師の資質がそうさせているのでしょう。
 多分、この他人では判らないこの貴重な体験を残すべく、この写真集は出版されたものと思います。そして、ボランティアで同町を訪れた方々に贈られたものと思われます。その画集の後ろには各地より支援に訪れたグループの写真があり、我々もその一員であつた事を誇りに思い、一緒に行った方々へと配布の段取りを済ませました。
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by minoru_mogi | 2013-12-27 15:46 | 随想 | Trackback | Comments(0)