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山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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六本木ヒルズと泉屋博古館 No402

 久しぶりに六本木に出かけたので六本木ヒルズの展望台に行ってみました。先ず地下鉄の六本木駅を降りて地上まで行くのにエスカレーターを使用せずに階段を登ってみました。私は常々山歩きの足が衰えない様にと、駅では階段を登ることにしています。下から80数段登った所の踊り場で、息切れが酷いので止めてエスカレーターに乗ることにしました。階段は続いており半分くらい登っただけでした。
家に帰ってからインターネットで段数を調べてみましたが、地下42mとありますが階段のステップが何段有るかの記述はありません。意外なことにその深さは海抜では-12mと出ていました。それより六本木ヒルズに行き52階の展望室より全周を見て回りましたが、そこは海抜270mであり、地上よりは238mと分りました。
六本木ヒルズと泉屋博古館 No402_d0059661_18432582.jpg

 9月の天気ではまだ夏雲が多く、スカイツリーは良く見えますが遠くの景色はかすんでいます。
東京湾は南東部の眼下に広がり渋谷は西に高い建物で判別できます。新宿は高層ビル群の塊で、その周りには神宮外苑や明治神宮、新宿御苑、北の方向にビルとビルの間に皇居が見渡せます。
ゆっくりと眺望を楽しんでから次は泉屋博古館へと向かいました。
この博古館は住友の博物館で、京都に本館があり東京のそれは分館なのです。六本木より神谷町の方向に20分位歩いてゆくと、建設中の大きな住友のビルがありました。その周りにはいくつもの住友不動産のビルが固まってあります。その横から公園の様な緑地にエスカレーターを何基も上ってゆくと、その外れの近くに泉屋博古館はありました。
六本木ヒルズと泉屋博古館 No402_d0059661_18444343.jpg

入口のエントランスが長く続き、扉を開けるとゆったりとした展示場がありました。先ず目に入るのは住友が大きくなる事業の別子銅山の説明です。当時の精錬所の絵や説明があります。住友はほぼ300年に亘り銅山開発を進め、江戸時代には長崎から年に銅地金を5000トンも輸出しており、日本の貿易の大きな部分を占めていたのです。
展示室は二部屋に分かれており、右手には印象派のルノワールの大きな絵画が2点展示されており、その他にも明治初期の日本人の画家の作品が多数出品されています。左側の部屋もゆったりとした展示で青木繁やそのほかの日本の作家の大作が並んでいました。
その環境は絵画展に最適な静かでゆったりとしたもので、また、少し行きにくい場所でも有るので、本当に好きな方々のみが足を運んでいるという感じで、とても素晴らしいものでした。充実感に満ちて帰り道を都バスに乗って帰りました。
by minoru_mogi | 2012-10-03 18:45 | 随想 | Trackback | Comments(0)