桂離宮 No285
2010年 05月 07日
4月半ばに奈良吉野に行った折に、京都に宿泊して仁和寺の桜と桂離宮を見る機会がありました。
京都の市街地となる桂の地は、桂川のほとりの静かな田園地帯にありました。1時半の見学で、1時20分に指定された門から入ります。そるとそこの待ち合わせ場所はなかなか立派で、以前に行った修学院離宮より遥かに優れており、国賓の方々が立ち寄るのを想定しているようです。庭園全体の広さは修学院の三分の一というところです。
庭園に入ると回遊式庭園となり、敷石の色々と工夫された配置の中を進みます。庭園には茶室があり、その前には池が広がり、大宮人は舟を使って船着場からそちらへ移動したとのことでした。茶室は庭園内に3室あり、それぞれに季節に応じて使用されたそうです。
昔の人はことの外お月見を大切な行事としていた様子で、つくばいに映る月を愛でる茶室もありました。本邸にはテラス状の月見台があり、そこで月の出から月見を楽しんだ訳です。
まともな照明の無かった時代には、満月の夜を楽しみ、お酒と和歌を作り、夜明けまで宴を催していたそうです。各茶室と船着場を見て回り、昔の大宮人の世界を垣間見た思いの離宮見学でした。
京都の市街地となる桂の地は、桂川のほとりの静かな田園地帯にありました。1時半の見学で、1時20分に指定された門から入ります。そるとそこの待ち合わせ場所はなかなか立派で、以前に行った修学院離宮より遥かに優れており、国賓の方々が立ち寄るのを想定しているようです。庭園全体の広さは修学院の三分の一というところです。
庭園に入ると回遊式庭園となり、敷石の色々と工夫された配置の中を進みます。庭園には茶室があり、その前には池が広がり、大宮人は舟を使って船着場からそちらへ移動したとのことでした。茶室は庭園内に3室あり、それぞれに季節に応じて使用されたそうです。
昔の人はことの外お月見を大切な行事としていた様子で、つくばいに映る月を愛でる茶室もありました。本邸にはテラス状の月見台があり、そこで月の出から月見を楽しんだ訳です。
まともな照明の無かった時代には、満月の夜を楽しみ、お酒と和歌を作り、夜明けまで宴を催していたそうです。各茶室と船着場を見て回り、昔の大宮人の世界を垣間見た思いの離宮見学でした。
by minoru_mogi
| 2010-05-07 14:54
| 随想
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