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山歩きとそこで出会う花たちへの思い


by minoru_mogi
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スズメウリ(ウリ科) No249

 カラスウリについてはその花や果実について知っている方が大多数であると思います。このブログの152話のカラスウリの話の最後に、このスズメウリについて触れていますが、画像が無く詳しくは説明しておりません。
しかし、最近庭の雑草やら蔓やらを取り除いていたところ、思いがけずに梅の枝にこのウリが絡んでいるのを発見しました。3年ほど前に短い蔓がありその姿を見てはいましたが、既に絶えてしまったものと思っていたところ、意外にもまだ残っていたようです。
でも、最初はどうして我家の庭に定着したのかは不明であり、鳥がその種を運んだものかもしれません。
 このスズメウリの名は、カラスウリに比べて小さいので付けられたと書かれおります。
スズメウリ(ウリ科) No249_d0059661_14282733.jpg

確かに、その葉はカラスウリの半分くらいの大きさであり、その花は全く異なりカラスウリが夕刻より開花して、レースのような花を咲かせるのに比べて、こちらは日中に咲き星型の5裂花であり、径は7mmくらいです。しかもその実の直径は1cmくらいであり、熟してもカラスウリの様に紅くはならず、灰白色をしており全く目立たないものです。
生息地も限られると思えて、我家の庭以外では目にしたことはありません。このつまらない雑草ですが、植物分類学や生態学を自分なりに見つめてきた私にとっては極めて魅力のある注目すべき植物なのです。
by minoru_mogi | 2009-08-22 14:29 | 樹木とその花 | Trackback | Comments(0)